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昨年自作した事務所看板です。隣の奥さんから「ご主人って何してるの?」って聞かれてショックを受けて急遽作成しました。無理もありません、あまり派手な自己主張はしたくないと思っていたので、せいぜいホームページを作って公開するぐらいでしたから。そこで、看板ぐらいは掲示しないとと思い、自作しました。自分としては、木を使った建築づくりを心掛けていこうと思っていますから、看板も当然木を使いました。親しくしている大工さんが「自分用にも作ってよ」と言ってくれるくらいの出来です。材料は「イチイの木」を使い、文字を浮き彫りするため、ルーターで彫り込みました。外部に掛けるので、ニスを全体的に掛け、文字をカシュー塗りにしようと思ったのですが、何回塗っても文字の部分にしわができました。木が呼吸できずに苦しがっているように思えたので、文字のカシューは削り取りました。1年経ってみると、いい具合に落ち着いてきた感じです。これからも木づかいに励んでいくつもりです。




 秋山豊彦建築設計室のホームページへようこそ!

 私は、高岡市内で主に住宅の新築、リフォームの設計と監理を手掛けています。
 
 住宅は、人が使うもっとも身近な建築です。ですから、私は次のような考えで設計を進め

ています。

 1. 四季の光と風を感じ、住む人が自分らしく幸せな時を過ごせる住宅であること。

 2. お住まいになる、その周辺の街並みと調和した住宅であること。

 3. 環境に配慮した、持続可能な自然素材を用いた住宅であること。

 4. リフォームに際しては、住む人の思い出を大切にし、造った職人の技術と材料を
  
  最大限に生かすこと。


 日本は四季のはっきりした地域にありますから、住宅の造りにも日本の自然環境に適した工夫が見られました。気温が高く湿度も高い夏には、建具を開け放し自然の風を採り入れ、寝苦しい夜には蚊帳を吊り、軒の出を深くすることで夏の強い日差しを遮る造りになっていました。また、寒い冬には低い日差しを精一杯室の奥に採り込み、障子や襖で間仕切ることで、採暖のスペースを限定して燃料となる炭の使用量を節約し、外部に関しては雨戸を閉める事である程度の寒気遮断を行っていました。

 今の住宅に、このような自然と調和した暮らしは無縁でしょうか。

 人間は、便利さに慣れてしまうと、かつての自然と調和した暮らしには戻れないようです。夏になればエアコンの効いた室内で熱さを忘れ、冬になればエアコンや石油ファンヒーター、床暖房、電気蓄熱暖房などなど、機械に頼る生活で季節の厳しさから逃れる。人類の進歩と言えばそれまでですが、地球環境の温暖化が問題とされるいまこの時でも、今までの化石燃料に依存した生活を続けていて良い訳はありません。「明日のエコでは間に合わない」のです。原発事故のおびただしい、そして様々な影響は、私たちの生活にある種の変化をもたらしたと思います。限りある資源を無尽蔵の資源と誤解していた今までの暮らし方から、再生可能エネルギーを使った、別の意味での豊かな暮らしへの転換を図るときです。

 住宅に求められる性能は、その時々で変化します。そして、性能はそれを裏付ける工法・材料の登場で劇的に向上します。そのひとつが、「高断熱・高気密」です。今では「高断熱・高気密」は、理論的にも工法的にも確立されたものとなり、地球環境の温暖化対策に欠かせない住宅の性能となっています。かつては24時間計画換気で、自由に窓を開閉することも憚られるというおかしな住宅が高気密住宅とされたのですが、「高気密」が正しく理解されるようになった今、住宅の基本的な性能の一つになっています。

 自然と調和した暮らしには、当然ながら負荷を伴います。暑さ寒さ、強い日差し、激しい雨など自然と調和するにはそれなりの対策が必要です。従来より少ないエネルギーで暖房し冷房するためには少ないエネルギーを逃がさない工夫が必要です。また、原発事故の影響で全国的に節電に関心が高まっています。節電に拘らずとも、自然の風を住宅に取り入れ、快適に過ごす工夫に欠かせないのは窓の上に付く小庇です。小庇は換気のみならず、建物の外壁保護にも役立ちます。エアコンなどの機械に頼る危うい生活ではなく、自然と調和した生活に欠かせない仕組みです。私の住宅にもほとんど全ての窓に付けています。昨年リフォームした住宅の施主の方にも、絶対必要ですと説明して採用してもらいました。従来の日本の住宅には必ず付いていた小庇ですが、住宅会社にすればエアコンで空調すればいいと言う発想と、余分な施工費は掛けないという発想からか、いつの間にか消えてしまいましたが、私は「断熱・気密・環境」のバランスに配慮するという趣旨から、日本の住宅が自然環境に調和するために必要なモノは、必要に応じて取り入れる設計を心がけています。


 旧市街地や散居村であれ新興の住宅団地であれ、人が住む場所は他の人との繋がりを無視しては成り立たないと思います。ただ自分だけが良ければ、と言う感覚ではすまないはずです。新興住宅団地の住宅展示場など、住宅会社がそれぞれ好き勝手に住宅を建てるから、展示期間中はそれ程気にならなくても、いざ期間が終了してしまうと、街並みとはほど遠い雰囲気です。更には、そこに新しく住まう人は、総じてお若い方なので、ご近所づきあいが苦手なのでしょうか、町内の住宅地図に名前を表示するのを嫌うと言います。強引な押し売りや訪問販売などのセールスマンを嫌うからとも言えますが、近隣の絆が薄れてしまうのではと、心配です。
 
 日本の住宅は外国の住宅に比べて土地が狭いので、道路に面してすぐ玄関があったりします。しかも富山県は全国有数の自家用車保有県ですから、その為の駐車スペースを確保するとなると、街並みなどほとんど気にする余裕もないかのようです。
 
 先にも書きましたが、人は他の人との繋がりを無視しては生きていけません。自分たちが住んでいるその場所で一つのコミュニティを作る。それは、自分たちが住んでいるその地域を豊かに育てる事につながります。自分の事も人の事も、全ての事がその地域の事として捉えられる。そのことの表現が街並みに現れてくると思います。

 私は、そこにお住まいになる方と同じように、地域に融けこんでいく住宅づくりを心がけています。


 現在、国産材が見直され、各地で地元の木を使った家づくりの取り組みが行われていますが、依然として、輸入材と国産材の使用比率の差は縮まっていません。国産材の使用割合は全体の20%程にしかなっていないのです。富山県の現状はと言えば、更に低く3%程度です。

 輸入材の多くは構造材として使われていますが、無垢では使用されず、ほとんどが集成材として使用されています。木の本来の癖を取り除き、人工乾燥に適したかたちで使用されるのです。そうした集成材の端材や、集成材で造られた住宅を解体する時の解体材には接着剤が使用されているためリサイクルが難しいのです。
  
 全国の森林には、1年間の住宅着工戸数を上回る量の木が伐倒期を迎えています。これらの木を伐り出して有効に活用する事は、新たに植樹をする機会を生み、森林を再生させる事につながります。森林を再生させる事は、山林の保全、地滑りなどの自然災害の発生抑制、新たな森林資源の創出につながります。輸入材や集成材に頼らずとも、地元の木で家づくりが出来ます。木の強度は先人の技を見るように、工夫次第で補えるのです。
 
 地球環境の温暖化が問題とされる現在、私たちは今までとは異なった考えと生活が求められています。住宅は人が一番身近にする建築です。私は、環境に配慮し、環境負荷の少ない生活を進めていくべきと考え、リサイクルに適した素材での家づくりを考え、住宅の設計に際し、積極的に県産材を利用した家づくりを心がけています。


 日本の住宅の短命な事は、外国の住宅の寿命と比較して際だっていると言われます。日本の住宅建設は住宅会社、ことに全国展開する住宅会社が存在するという現象に、その特異性が見られます。住宅はその地域に固有の特徴を持っています。まして、南北に細長く地域による環境の差異がはっきりしている日本ではことさら不思議に思えるのです。もちろん、全国一律の住宅仕様で建設されている訳ではありませんが、効率化という点では、仕様の統一は外せないはずです。しかも、工業化の常として、その仕様は絶えず変化します。その結果は、住宅の建て替えの方向に進んでいきます。昔の住宅は、断熱や気密の考えが採り入れられているはずもありませんから、夏暑く冬寒い住宅は、勢い見捨てられる存在になってしまうのかもしれません。

 しかし、先にも書きましたが、住宅の材料や工法の進歩は素晴らしいものがあります。なにも、今ある住宅を建て替えなくとも、その骨組を生かして今様の住宅に変える事は可能になってきました。せっかく思い出がいっぱい詰まった住宅をわずか20〜30年で潰してしまうのはもったいない事です。

 確かに、昔の住宅の中には、残すに値しないモノもあります。しかし、大部分の住宅は残せる住宅です。家族構成が変わって広すぎるなら、狭くする事は可能です。設備が更新時期なら設備を変え、その性能に見合った住宅に性能を上げる事も可能です。今の住宅会社の大部分が採用しているプレカット工法にはない、優れた大工の手刻みの技を残しつつ、耐震性能を上げる事も可能です。

 住宅はそこに住む人が掛けた愛情や、気持ちに応えてくれます。昔、大工さんが手刻みで建てた住宅には、床板の隙間や不陸、壁の隙間、天井の下がりなど新築の時とは比べようもなく、見窄らしく見えるところがあるかもしれません。しかし、それは、そこにお住まいの方がいい感じで年をとられるのと同じように、過ぎ去った年月の変遷を感じさせてくれるはずです。住宅はそれ自身がそこに住む人の財産ですが、同時にそこに住む人にとっての心の財産だと思います。私は、リフォームに際しては、このことに配慮して設計する事を心がけています。


 呉西では初めての県産材関係の展示会でしたが、初日から好天に恵まれ、大盛況でした。
木材研究所のフェアで好評だった、県産材の間伐材で作る椅子や、鍋敷きづくりなど、子供も大人も(お母さんたち)大はしゃぎで楽しんでくださってました。日頃釘を打ったり、糸鋸盤にさわったりする機会はなかなかありませんから。
さて、私が参加している森林整備ボランティアの「森のむささび」の昨年からの企画事業、伐採竹を使った炭焼の炭で子撫川の水質浄化のための炭焼窯の準備ができました。今週の水曜日に火入れをします。竹炭ですから1日で焼けるそうですが、楽しみです。
 先日の「ホクリク住材」のフェアで私のブースに展示した「小学校椅子」です。
 付き合い願っています大工さんの加工場で作りました。長ほぞとほぞ穴の加工は結構大変な経験でしたが、私の幼い頃、父も作業場でほぞ穴を開けるのに機械を使っていた姿を見た事があったのを思い出して、ちょっとばかり感無量になっていました。
 最初に完成した椅子は、何となくかわいくなかったのですが、大工さんと話していて、足下を繋ぐ貫が脚と同寸なのが原因かと思い、少し細くしてみたところ、1脚目よりは感じが良くなり、3脚目はもう少し細くしてみました。結局貫は細い方ガかわいいとの結論に落ち着きました。以後は貫を細くして製作です。


 去る3月12日、「とやま型伝統建築技術」保存・伝承、養成講座の課程を修了したとして、「伝統建築士」の認定書授与式が行われ、晴れて私も「伝統建築士」に認定されました。自身、古い物に関心は大いにあるのですが、その調査と保存、修復は経験も知識も足りない分野です。やはり正しい方法を身につける事は必要だと思います。そのための絶好の機会だと思いますので、せっかく戴いた「伝統建築士」の名に恥じないよう、これから3年間頑張ります。


 さすがに、伐採場所が近くにありますから、結構良質な薪ですね。自分も来シーズンはこんな薪を集めます!




 お知らせが遅れましたが、煙突掃除は完了しました。と言う訳で、あとは薪棚の状況です。

 薪だな1号の現在の状況です。これでは全然足りませんが、近々山にある木を持ってくる予定です。それと大工さんが刻みで建てますので、その端材に期待です。
 薪棚2号の現在の状況です。国吉の山で倒したクリとオニグルミ、そしてスギを割りました。これで1ヶ月分弱です。ただ、クリは火持ちは良さそうなのでもう少し長持ちしますかね。

 薪棚3号の現在の状況でした。10月にもなると夕方からストーブの火が恋しくなるようになります。と言う訳で、もう2度ほどストーブを焚きました。この薪は以前からお話ししていますように、薪としては不向きになった感がありました。薪棚に入れている間に苔が生えたり、いざ焚いてみるとなかなか燃えない薪です。やはり良質の薪を確保しなければと思いました。来シーズンに期待です。

 薪棚4号の現在の状況です。いつもの場所の放置木と、国吉の山の木が詰まっています。今年の豪雪の時は屋根からの落雪で、運び出すのが大変な目に遭いました。今シーズンはこの経験を生かして計画的に薪を使うつもりです。




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