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エゴマ えごま 荏胡麻 じゅうねん 十念 シソ しそ 紫蘇


シソ科の植物 エゴマ(えごま じゅうねん)について紹介する。


 

えごま エゴマ 荏胡麻 じゅうねん じゅうね 十念

エゴマ(えごま)は漢字で“荏胡麻”と書く。胡麻とあるから、赤飯などにかける胡麻塩のゴマ(ゴマ科)と間違いかねないが、まったく別もので シソ科の植物である。

植物学的には シソ(紫蘇)と同じ植物だそうだ。エゴマの学名は Perilla frutescens (L.) Bitt.var.frutescensであり、シソのそれは Perilla frutescens var.crispa (Thunb.) Deaneである。シソはエゴマの変種と位置づけられている。 しかし、葉の香りが違う。私は、シソの香りの方が好きだ。

エゴマ(えごま)の実はシソのそれより大きい。(直径で倍ほどある。)匂いの成分である精油成分に違いがある。

エゴマ(えごま)の種子を軽く炒ってすりつぶし、和え物や団子などのたれ、うどんや そばの薬味にする。福島県南会津郡田島町には“しんごろう”と言う伝統食がある。これは うるちのご飯を半搗きにし、エゴマ(えごま)が入った味噌をつけて 焙ったものである。ご飯に、じゅうねん 味噌をのせ、熱い湯をかけて食べる方もいる。

味噌味の代わりに、醤油味にしても良い。味噌味でも、醤油味でも、野菜を食べる時に使われる。

エゴマはゴマ(ゴマ科)、ナタネ(アブラナ科)やベニバナ(キク科)と同様、種子から油を採取する。シソも含め、これらの作物油脂の脂肪酸組成を次表に示す。

表   作物の脂肪酸組成

作物名

脂肪酸組成

パルミチン酸

ステアリン酸

オレイン酸

リノール酸

リノレン酸

エイコセン酸

( )*

(16.0)

(18.0)

(18.1)

(18.2)

(18.3)

 

エゴマ

6.3

1.7

13.0

14.8

64.0

 

ゴマ

7.8

0.1

44.7

45.4

1.2

 

ナタネ

4.5

57.8

18.5

9.8

2.5

ベニバナ

7.1

2.4

16.0

72.4

0.3

 

シソ

6.3

2.1

14.4

14.9

62.1

 


( )*
:数値は脂肪酸の炭素数と二重結合数を示す。
作物の品種名:エゴマ 新郷在来、ゴマ シロゴマ、ナタネ BN-2、ベニバナ トゲナシベニバナ、シソ シソ。

この表から、エゴマと シソとで脂肪酸組成が非常に似ているが、他の作物とは全く異なることが分かる。また、エゴマと シソには リノレン酸がきわめて多いことが分かる。この  リノレン酸は魚油に含まれる エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)と同様アルファ-リノレン酸である。

シソ油として市販されているものはエゴマから絞った油である。韓国では干し海苔の表面にエゴマ油を塗って火であぶり食べている。

エゴマにはポリフェノールが多く含まれていて、アレルギー治療に効果があると考えられている。関谷らはエゴマの脱脂粕にルテオリン、ロスマリン酸メチル、ロスマリン酸、カフェー酸、クリソエリオールを同定した。ルテオリンは5一リポキシゲナーゼ、12一リポキシゲナーゼの50%阻害濃度(IC50)はそれぞれ103nM20nMであった。ロスマリン酸メチルはルテオリンより阻害活性は弱く、IC50はそれぞれ646nM406nMであった。ルテオリンはエゴマ脱脂粕に約0.1%含まれている。このことから、エゴマは動脈硬化症に効果があると考えられる。

昔は全国各地で栽培されていたようだが、現在ではエゴマの栽培は福島県が多いようだ。
アルファ-リノレン酸やポリフェノールのルテオリン含量が多いことから最近再認識され始めた食材である。いわゆる健康食品を摂取しても、日々の食生活がデタラメでは健康になれないばかりか、不健康になってしまう。もう一度自分の食生活、伝統的な日本の食生活を見直してみませんか。

エゴマ(えごま)の実である“じゅうねん”は道の駅や物産館などで販売されていることがある。蒔いて育てようと思うなら、炒ってあるもののことがあるので、生かどうか購入時に確認して下さい。
エゴマ(えごま)を使った商品としては、じゅうねん うどん、じゅうねん味噌、じゅうねん餅などが市販されている。また、エゴマ油(シソ油として売られていることもある)も販売されている。これらの商品で食卓を豊かにしてみませんか? 奥会津の民宿では“じゅうねん うどん”を出すところがある。なかなか美味しい。

奥会津下郷町には、“じゅうねんケンチンうどん”、“じゅうねんラーメン”、“つめっこやき(そば焼きもち)”、“じゅうねんかりんとう”、“しんごろう”などの特産品がある。

エゴマの種子

土浦のホームセンターに行ったらエゴマ(えごま)の種子を売っていた。袋に書いてあることを次に記す。この種子の生産地は韓国。

特徴:紫蘇の仲間で、葉を焼肉と一緒に食べたり、キムチ漬け、にんにく醤油漬けなどに利用する。葉は緑色だが、ちりめん状にならず、卵円形で独特の香りがある。葉の裏面は若干赤みがかることがある。

先月蒔いたエゴマは、2006年6月21日現在で、高さ50cm程度に生長している。

2006年に蒔いたエゴマからこぼれおちた種子が、今年(2008)芽を出し、伸びている。この一帯には、今年は蛇瓜を植えている。

 

白エゴマ

福種カタログより

 


Dr.Dukeのデータベースにあるシソの化学成分
については、そこを見てください。

文献:

新田:農業技術大系、第7巻追録25号(2003) “エゴマの起源と特性”
山本・関谷:四国農業試験場成果平成8年度 “エゴマ脱脂粕に含まれるアラキドン酸リポキシゲナーゼ阻害成分”
長峰:食品加工総覧 素材編 第9巻(1999) ゴマ “エゴマ 加工の歴史・動向と農村加工”
大和田:食品加工総覧 素材編 第9巻(1999) ゴマ “練りじゅううねん”
編集部:現代農業、(2001.05)314 “健康自給作物 エゴマが町に急拡大!! 福島県船引町”
村上:現代農業、(2001.05)318 “「じゅうねん」を復活!! 世界一の油を農家が自給する時代が来た”
編集部:現代農業、(2004.09)68 “超人気!エゴマ 売れる 身体にいい 油も実も葉も画期的な転作健康作物”

日本エゴマの会:よく効くエゴマ料理、(創森社、2001

山崎:Fragrance J.,1993.975 “シソ抽出液による炎症・アレルギー反応の抑制”

小砂ら:Fragrance J.、(1993.990 “シソ抽出液の抗炎症活性成分について”

本多ら:現代東洋医学、(1988.454 “蘇葉・蘇子(シソ)の化学と薬理”

小砂:食品と開発、281992.346 “シソエキスの開発と応用”

今岡ら:アレルギー、42199374 “シソ抽出エキスのDNP-IgE抗体産生に及ぼす影響”

 

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エゴマ えごま じゅうねん シソ しそ

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奥会津 じゅうねん味噌(エゴマ味噌)販売

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シソ、エゴマについて、Googleサイト内検索をしてみましょう。

http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/

http://amiyacon.web.fc2.com/

 

 

 

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