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05/4/6 4/7
昨年7/5に、<『宮崎兄弟伝』完結篇>刊行をめぐっての不可解な動きについて、葦の日誌62号でご紹介しましたが、その後当社の知らぬ間に「完結篇」が出た模様。当社には著者や版元からも何の連絡もなければ、今に至るも1冊の献本もありません。今年の1/15付け朝日新聞夕刊に掲載された、著書の上村氏の寄稿記事で刊行を初めて知った次第です。
「朝日」に掲載されている写真や本屋に並んでいる「完結篇」を見た印象では、背景デザインは違いますが、当社刊本カバーのタイトル文字とそっくりです。手許にないので、詳細な比較はできていませんが、少なくとも真似ているのは事実です。葦の日誌62号にも書いていますし、前回のやりとりの経験から、電話で文句をいったぐらいでは何の痛痒も感じない人物のようですので、別の形で「抗議」しようと考え、今日までこの件については触れてきませんでした。
しかし文化欄の大半を費やし、カラー写真入りで掲載しているにもかかわらず、(本書の紹介は「朝日新聞]のみ4/7)朝日新聞の記事には版元がどこにも記されておらず、上村氏の長い文章のどこにも葦書房の「あ」の字も記されていません。「20年余もかかった大河伝記の完結」と上村氏は書かれていますが、このほとんど(第1巻〜第5巻)は葦書房刊により世に出たものばかりです。しかし原稿を書くご自身の苦労や「完結篇」刊行をめぐる支援者への謝辞は書かれているにもかかわらず、なぜか葦書房については一言も触れられていません。なぜ葦書房の「あ」の字も出されないのか。著者ご自身にも不信の念を抱かずにはおれません。
地方出版社がこれほど大部な本を、5巻も企画で出版することがどれほど大変なことであるのかは、上村氏も知らないはずはありません。「完結篇」1冊の刊行ですら、葦書房の既刊本から無断で抜き出した資料を勝手に使いながら寄金を集め、出されたわけです。しかも1冊の献本も送ってこられないという非常識さには、あらためて驚かずにはいられません。
熊本の大学を中心にした文化界における現在の状況は、「葦レポート8号」の病院をめぐる怪を生み出した社会状況とは無縁ではないはずです。黙っていると、当社が了解していると思われかねず、遅ればせながら取り急ぎ事情説明と、関係者への抗議をいたします。
宮崎兄弟伝
全5巻をご紹介します。
今日までご紹介を控えてきた事情もご説明しています。ぜひご覧ください。(4/7)
2005年4月6日 7日
葦書房有限会社
久本福子
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