<平綴じ製本の仕方> 
★コピー用紙や原稿用紙などの製本に・・・

@下ごしらえ
本にする中身(原稿)をページ順にする。原稿用紙を袋
とじにする場合は、二つ折りにして、折ってふくらんだ
折り山を柏棒で叩くか押さえて均す(平らにする)不揃
いの原稿があれば小口で切り揃える。
A中身にバンドを掛ける
中身と同じサイズの厚紙(コートボール紙=セットにつ
いています)を2枚用意し、中身を両面から挟んで、そ
の上から天地の方向に紙バンドを掛ける。紙バンドは
クラフト紙か広告チラシ。中身の左右の寸法より1cmく
らい小さい幅に切って掛け、セロハンテープで留める。
B中身を揃え仮留めする
中身の背(綴じ側)をトントンと突いて揃える。(このあと
紙バンドは小口に合わせておく)
次に背にボンドを薄く塗り、中身がずれないように仮留
めする。(10分くらいしてから次の工程へ)
C綴じ穴を開ける
厚紙に、中身の背から3mmのところへ線を引き、その
線上に天と地からそれぞれ15mm、残りを20〜30m
m間隔で綴じ穴の印をつけ、目打ち(千枚通し代用)で
穴をあける。紙バンドと厚紙を外し、次の工程へ
D糸綴じ
中程の穴からスタートし矢印の方向へ針を進める。
(地)を折り返してスタートの手前にきたら、スタートの
穴を飛び越えて次の穴に通し針を進める。
(天)を折り返してスタートの穴に戻ったら、飛び越した
糸を挟んでコマ結びにし、結び目は穴に埋めておく。
E見返し付け
見返し用紙を二つ折りにして2枚用意し、それを本の中
身の一番初めと最後のページに、折り山を背に合わせ
て水溶きボンド(ボンドを1/4の水で薄めたもの)で貼
る。糊しろは4mm。
 
F背固めの準備
@背幅と天地の寸法を計る
A背固め材料を次の寸法に切って準備する       
<しおり>本の中身の対角線+5cm  
<花ぎれ>中身の厚み+1mm(2枚)  
<寒冷紗>(背幅+4cm)×(天地-3cm) 
<補強紙(クラフト紙)>背幅×天地
G背固め(しおり付け)
背全体にボンドを塗る。本文の天地を確認してから、背
の天側(上)中央にしおりの端から1cmくらいをボンド
で貼る(Aの工程と同じように、中身に紙バンドを掛け
てから背固めをすると作業がしやすい)
H背固め(花ぎれ付け)
花ぎれ、2枚を背の天地にそれぞれ貼る。(花ぎれの膨
らんだ部分が背から出て小口に乗っかるように貼る)
I背固め(寒冷紗貼り)
寒冷紗をボンドで背に貼る。(背の両側に2cmずつ出
た部分にはボンドはつけない)
J背固め(補強紙貼り)
補強紙を寒冷紗の上、背にボンドで貼る。背固めはこれ
で完了です。約1時間で背は完全に固まります。その
間に表紙作りの作業を進めてください。
 K表紙貼り
表紙クロスの裏面に表紙ボール紙と背ボー
ル紙を置き、ボール紙を貼る位置を正確に
かたどっておきます。
<表紙ボール紙の寸法>
(中身の天地+6mm)×(中身の左右-2mm)
<背ボール紙の寸法>
(中身の天地+6mm)×(中身の厚み+4mm)

L背ボール紙に背文字を入れる凹を作る
背ボール紙1mm厚を2枚用意し、1枚は、背文字が入
る部分を切り抜き、もう一枚と貼り合わせて凹のついた
2mm厚の背ボール紙にする。次に切り取ったBを半分
の厚さに薄くはいで凹の底に貼る。
M表紙クロスにボール紙を貼る
背ボール紙を凹を作った方に水溶きボンドをつけて表
紙クロスの所定位置に貼る。このあとすぐにクロスを表
に返して凹のふちにヘラを滑らせてくっきり凹をつける。
次に、表紙ボール紙2枚を所定の位置に水溶きボンド
で貼る。
N天・地の折り返しを貼る
表紙クロスの裏を上にして天と地の折り返しを貼る。
(クラフト紙か広告チラシを下敷きにし、クロスの折り返
し部分にボンドをつけてから、下敷きの紙を片手で持ち
包み込むようにして貼る。このあと折り返しとミゾの部
分をヘラで押さえる)
O左右の折り返しを貼る
天と地の角のクロスを図のようにヘラで折り込んでから
左右の折り返しをボンドで貼る。このあと、クロスが折り
重なって盛り上がった部分をヘラで押さえて平らにする。
*反りを抑えるために、ここで一度表紙に辞書などで重しをして暫くプレスすると良い。
Pミゾ付け
本の中身を表紙で包み、天・地のチリを揃える。(表紙
は中身より天・地それぞれ3mmほど大きい)中身と表
紙がずれないように表紙を開き、表紙裏のミゾの部分
にボンドをつけてから表紙を静かに閉じ、クロスの上か
らヘラを滑らせてミゾ付けをする。
ミゾ付け棒など丸い棒をミゾに入れて上から暫く重しをすると、ミゾが綺麗につく。参考:中身の仕上げと点検
Q見返し貼り
見返しと見返しの間に紙を挟んで、表紙に貼る見返し
に水溶きボンドを放射線状に塗り、表紙を閉じて上から
押さえる。挟んだ紙は抜き取る。(表紙は90度の角度
に開き手早く作業する)このあとすぐに表紙を開き、シ
ワになっていたら見返しをこすって伸ばす。
R背文字入れ
紙にタイトルを入れて、それを背に付けた凹の大きさよ
り天地左右それぞれ1mm小さく切り、クロスの上から
凹に貼る。このあと、当て紙をしてヘラで押さえる。
                       (出来上がり)
仕上がれば、もう一度ミゾ付け棒をして、重しをする。
 できれば一晩置くと綺麗に仕上がる。参考:仕上げ
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