まず・・・VARIAXとは?

2003年に発売された世界初のモデリングギターのこと.
状態の良いビンテージギターを全28種類,完全にモデリングしており,ボディについているツマミをいじるだけで
瞬時に各々のギターを呼び出すことが出来る.
ブリッジはL.R.Baggs製のピエゾピックアップが搭載されており,
そこから拾った弦振動をVARIAX上でモデリングされた音色特性に変換して再現する.

ピエゾピックアップのため,このギターには,普段あるはずのピックアップが存在しない.
また,このピエゾピックアップが1弦1弦の振動を拾っているおかげで,ノイズが一切発生しない.

28種類のモデリングされたギターは以下のとおり(クリックで拡大).

28種類のモデリングされたギター(google画像検索より)

WORKBENCHとは?

28本分のビンテージギターの計50種類もの音色をモデリングしたVARIAXシリーズ.
これをさらに自由にカスタマイズできるソフトがこのWORKBENCHである.
このソフトを導入することによって,パソコンの画面でVARIAXのピックアップの位置や種類,ボディ形状等をカスタマイズできる.

さて,このWORKBENCHを使うと,内蔵された28種類のギターの中から選択したボディの形状がVARIA側に送られ,瞬時にその音になってしまう.
また,ピックアップを選んで自由に組み合わせることによって,位置や角度も思い通りに変えられる.
さらに驚きなのは,各弦のピッチ変更が出来ることである.
オープンチューニングやドロップD,カポタストを使ったキーチェンジの設定も可能なのである.
そしてここで作ったギターはVARIAX側に60タイプ保存できる.

例えば・・・
ライブで1曲目アコースティック,2曲目レスポール,3曲目ストラト
・・・などの作業がギターを持ち替えることなしに可能になる.

簡単な使い方


VARIAXとPOD XT LIVEをデジタル入力で繋いだところ.
さらにPOD XT LIVEからPCへ繋げば準備完了.

POD XT LIVEとデジタルケーブルを持っていない場合,
「VARIAXとPCを繋ぐ装置」も販売している(以下参照).



WORKBENCHのソフト本体の入手はLine6 Monkeyでダウンロード可能.

※ここで注意したいのが,POD XT LIVE,POD X3,POD X3 LIVEを持っていて,なおかつ
デジタルケーブルでVARIAXを繋いでいれば
WORKBENCHは上記のように無料でダウンロードして使える.

が,しかし
何も持っていない場合は,以下のような,「VARIAXとPCを繋ぐ装置とWORKBENCHのセット」を別途購入しなければならない.

WORKBENCH
ということは,POD XT LIVE,POD X3,POD X3 LIVEを持っている人は購入する必要ない.



まずメニューのFileからNew Modelを選択する.



すると上のような画面が表示される.
タブでBODY TYPEをクリックし,好きなボディ形状を選択する.
右上画面に元になったモデルが表示される.
それぞれどのようなモデルかは上の「28種類のモデリングされたギター」画像を見てほしい.



レスポールカスタムを選択したところ



次にPICKUPSタブをクリックし,ピックアップを選ぶ.
ブリッジとネックそれぞれ別のピックアップが選べる.
もちろん,ブリッジのみを選択することも出来る.機能は以下図と表参照.


PICKUPS設定画面

表.ピックアップ設定
PICKUP1 ブリッジ側のピックアップ選択
PICKUP2 リア側のピックアップ選択
ON/OFF ピックアップONかOFFか選択
ANGLE ピックアップ角度
POSITION ピックアップの位置
ボディの底が基準点0として設定される
RESET ANGLEとPOSITIONの設定リセット
LEVEL ピックアップレベル
PHASE フェイズ・アウト選択
フェイズ・アウトとは
位相が逆同士の音声信号が
ぶつかりあったときに起きる干渉によって,
多くの倍音が失われること.
カッティングなどで意図的に用いる.
SERIES/PARALLEL 配線の選択
VOLUME 全体の音量



レスポールカスタムにP90を取り付けているところ.
P90をレスポールカスタムにつけるなんて・・・
しかも角度もつけられる.配線はパラレルで.



CONTROKSタブをクリックし,ボリュームやトーンカーブの設定をしているところ.
ボリュームノブの抵抗値やトーンのコンデンサー容量,カーブの角度の種類を選択できる.



これはチューニングを自在に操る機能である.
因みにこれはカポタスとを1フレットにつけたところ.
「ENABLE」で設定ONになる.



「EMABLE」の隣にある「PRESETS」をクリックすると上のような画面が出てくる.
チューニングのプリセットを選択する画面である.
ここでオープンEやオープンD等を選択して,
右上の「Load Selected Tuning」をクリックするとVARIAXに設定が反映される.
「Done」で設定画面を閉じる.



試しにOpen Dを選んでみた.


すべての設定が終了したら上の方にある「SEND」をクリックし,保存したい場所を選択,保存.

音色保存するところ

応用(面白い使い方)


VARIAXをベースにする方法.ソックリ笑



シングルでダブルピックアップ再現
まるで,ロビー・ロバートソンみたい笑



ブライアン・メイ・モデルを再現したところ

LINE6 日本公式ホームページ


参考文献:SOUND DESIGNER 2006年1月号

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