ゼロからの金魚の飼い方・ノウハウ集 

金魚すくいの金魚を元気に長生きさせる方法・白点病・尾ぐされ病など病気対策 (2004/11/13 初版、2013年追記)


2004年8月、花火大会の金魚すくいがきっかけで、金魚を飼い始めました。

水槽を買い、泡が出る装置「ぶくぶく」も用意し、カルキも抜き、準備万端で飼育し始めたにもかかわらず、1週間以内に次々と死んでいき、2週間で全滅してしまいました。(>_<)

その後、金魚やどじょうやめだかを飼ってみるものの、白点病や尾ぐされ病になり、次々と減っていってしまいました。

・・・金魚がどうしても生存しつづけないこと3ヶ月。

多くの犠牲を出しながら、試行錯誤と情報収集の末、ようやく元気に飼う方法が分かってきました。

それ以降、魚はほとんど死なずにすくすくと大きく成長し、卵を産んで、2世を誕生するまでになりました。

本ホームページでは、多くの犠牲から得られたノウハウを元に、ゼロからでも金魚を元気に育てていく方法をご紹介いたします。

 2004.8 金魚すくい直後

2005.8 試行錯誤の結果、魚達はすくすくと育っております

   早速ですが、

次のことをすれば、金魚すくいの金魚でも、元気に育ちます

(その1) 「水槽」と「泡が出る装置(ぶくぶく)または循環式ポンプ」を買います。

  ・バケツで、「ぶくぶく」を入れずに飼育すると、酸欠に加え、水が浄化できず(金魚の排泄物等で)に、死んでしまいます。

  ・水槽のサイズに応じた魚の「定員」も守る必要があります。たくさん入れると水が浄化できずに死んでしまいます。

  ・循環式ポンプ(ろ過装置付き)を用いると、水質の低下が防げます。

(その2) 涼しいところに水槽をおきます。

  ・水温が上がると魚は弱ります。直射日光が当たるところはNGです。

  ・屋外の場合は、北側の場所が良いです。

(その3) カルキ(塩素)を抜いた水を入れます。

  ・水道水にはカルキ(塩素)が含まれているため、そのまま使うと魚は弱ります。

  ・バケツなどに入れてから一日置いた水か、水道水にカルキ抜きを入れた水を用いてください。

(その4) バクテリアを買って、水に入れます。

  ・市販されている金魚用のバクテリアを水槽に入れることで、水質悪化がなくなり、金魚が死ななくなりました。

  ・バクテリアが、金魚の出すアンモニアや排泄物を分解して、浄化するようです。

  ・水槽の水を臭った時、「ツン」という臭いがした時は、水が浄化できていない証拠です。

   その場合、金魚が中毒になる可能性があります。バクテリアを入れてあげてください。

(その5) 病気が出れば、とりあえず唐辛子(鷹の爪)or 塩を入れてみます。

  ・効果のほどは良くわからないものの、白点病と尾ぐされ病の魚・ドジョウは唐辛子で完治しました。

  ・さらに調子が悪い魚は、バケツ等に入れて他の魚と分け、水に食塩を入れる(2掴み程度)ことで、病気が改善しました。

  ・なお、これらの病気が治まらない場合で、アルカリ性になっている場合、水槽を「弱酸性」にすることで改善します。

(その6) 水は頻繁に交換しません。

  ・水を変える時は、せっかく育ったバクテリアを減らさないためにも、1/3以上の水を残して交換してください。

(その7) 水質を安定化する「砂」を入れます。

  ・ペットショップ等で販売している、水質を安定する砂(GEXの濾過一番サンド等)を入れると、水質が安定して、金魚に病気が発生しなくなりました。

  ・ゼオライトという観賞魚用の砂がありますが、ゼオライトは塩水に入れると吸着されていた悪い成分を放出する特性があるので、塩分の

   投入には注意します。

(その8) 石灰(貝殻等)を入れます。

  ・水質は金魚の排泄物等で酸性になりがちです。水質の安定のためにも、石灰等で中和する必要があります。

   海で拾った貝殻を入れると、貝殻が溶け出し水質が安定します。貝殻がない場合は、石灰で固められた

   「3日間フード」を入れてあげることで、代用できます。

では、それぞれ詳しくご紹介いたします。

飼い始める時の準備


■水槽

金魚の水槽は、できるだけ大きいほうが良いです。小さい水槽では、水質の悪化の進行が早くなります。

水槽には、泡が出る装置「ぶくぶく」をセットします。可能ならば、循環式(水を吸い上げて上から落ちてくる方式)ポンプを用いると水質が安定します。

右の写真のセットでは、「ぶくぶく」のところに活性炭のマットが入ってあります。マットが水質浄化を行うバクテリアの住みかになるようです。



           GEXの循環式のポンプです。1000円でした。

 



こんなセットもお勧めです。
45cmサイズで2000円ぐらいでした。

■水

金魚を買ってきたときに一緒に入っていた水を水槽に混ぜます。バクテリアなど、水道水に入っていない菌を水槽に入れるためです。バクテリアが入っていない水を使うと、金魚の尿などが浄化することができず、1週間ほどで水質が悪化し、魚は死に至ります。

ただし、金魚を買ってきたときに一緒に入っていた水には、ウィルスや菌や虫が混ざっている危険性があります。ここが水づくりの難しいところですね・・・。

なお、水道水はそのまま用いずに、丸一日、バケツなどに入れて放置して塩素を抜くか、水道水にカルキ抜きを入れて、混ぜた水を使います。カルキ抜きは100〜200円程度で売っています。


■バクテリア・アンプル(★ポイント)

金魚の飼育本には、よく、「水質安定のためにはバクテリアを入れます」などと書いてありますが、これまで「バクテリア」を店頭でなかなか入手できませんでした。

探した結果、ホームセンターで「バクテリア 水をきれいにする(日本動物薬品)」という商品を発見しました。399円。2つのアンプルのようなものが入っていて、水槽の中にそのアンプルのようなものを入れると、バクテリアが広まっていくというものです。

 

(左)バクテリア・アンプルです。これを入れてから水の臭みが無くなりました。

(右)さらに1リットルのバクテリアが入っている液体(PSB)も売っていました。1000円程度でした。

バクテリアは、しばらく金魚を飼育していると、自然に繁殖するそうですが、飼育している金魚の数が多かったりすると、バクテリアの処理が水質悪化に追いつかず、水が臭くなり(ツンとしたアンモニア臭)、金魚が死んでしまうことがありました。

このアンプルを入れてから、金魚が死ななくなりました。

 

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■水温

水温が高いと良くありません。30度を超えると危険です。涼しいところに水槽を置いてください。

「金魚が病気にかかれば水温を上げれば治る」という情報があり試してみました。しかし、熱さで金魚がさらに弱ってしまい、全滅しました。(どじょうだけは生存していました)

金魚を飼いはじめるならば、夏よりも涼しくなり始める季節がいいと思います。

■砂

ペットショップ等で販売している、水質を安定する砂(GEXの濾過一番サンド等)を入れると、水質が安定して、金魚に病気が発生しなくなりました。

■水草

水草は、

 ・水質の浄化になる
 ・数日外出で餌をあげられないときの餌代わりとしてつかえる
 ・どじょうの休憩場所としてつかえる
 ・魚の隠れがとしてつかえる
 ・魚同士の仲が悪いとき、魚の視界を妨げることで魚同士の喧嘩を減らすことができる

など、さまざまなメリットがあると思います。

ただ、水草に虫や病気が付着してくることがありますので、水道水で洗うなどをしてください。

■住みか

コップなど、魚が隠れられるような物を入れてあげると、魚がそこに入って寝たり休憩をしたりします。また、循環式等で水槽の水流が早い場合、小さな魚はコップなどに入って休むこともあります。

 

飼育方法

■飼育する数

水槽の大きさによって飼育する金魚の数に限りがあります。

  金魚ばち・・・中型で1〜2匹程度

  45cm水槽・・・中型で3〜4匹程度

  60cm水槽・・・中型で5〜6匹程度

だそうです。金魚すくいサイズの場合、もう少し多く入れることができると思います。

なお、魚を多く入れると、水質悪化で中毒死します。ご注意を。



これは悪い例です。45cm水槽に最高12匹入れていました。

■餌の種類

餌は、市販の金魚の餌でいいでしょう。御飯粒なども食べますが、水が汚れるのでお勧めできません。

また、「虫」系の餌もありますが、寄生虫が混ざっている可能性もありますので、注意してください。

■量・回数

回数:金魚がいくら欲しがっていても、一日一回程度にします。

量:金魚の餌を5〜10粒程度*金魚の匹数で良いでしょう。余った餌は、アミですくって取り出してください。特に夏場は残った餌で水が腐ります。

■水の交換

水質が安定している(ツンとした臭いがしない)場合は、夏場は半月、秋〜冬場は1月に1回程度、半分程度水を交換すれば良いでしょう。全ての水を交換すると、せっかく水質を改善するために繁殖したバクテリアも流してしまうことになりますので、ご注意ください。

 

病気の見分け方

■背びれ

金魚は経験上、よく病気になります。金魚の体調を見分ける方法は「背びれ」です。

元気な金魚は背びれが「ピン」と立っています。

様子がおかしい金魚は、背びれがたたまれていたり、縮んでいます。

背びれが「ピン」と立っていない場合は、なんらかの調子が悪い(水質悪化・病気)と思ってください。

 



どじょうでも、背びれが
ピンと立っていれば
元気の証拠です

■体表の異常(白い点々など)

経験上、「白点病」という病気にかかる金魚は多いです。

白点病は、寄生虫の一種で、体表にくっついて金魚の栄養を吸い取ります。また体表に傷をつけます。金魚の体表に白い点々が見えると病気です。

さまざまな治療を試みましたが、いづれも失敗(失敗例)。しかし、「唐辛子療法」(下記記載)をすると比較的高確率で治りました。

■尾っぽの異常(尾っぽが消える)

尾っぽが消えていったり、骨だけが露出する病気がかかる金魚も多いように感じます。

尾っぽがやせ衰えていったり、尾っぽの中にある骨のような白い筋が露出していた場合、尾腐れ病などの病気です。

これも同じように、経験上、「唐辛子療法」(下記記載)で治りました。他の療法では残念ながら治りませんでした。(失敗例

 

病気になった時の対策


■さまざまな療法

これまで、飼った金魚の多くが、「白点病」「尾腐れ病」になってしましました。

特に秋〜冬にかけて、季節でいうと11月〜12月に病気が広がりやすいような気がします。

そこで、さまざまな情報を元に、(1)水槽の水を替える (2)温度を上げる (3)塩を入れる (4)塩を直接つける (5)イソジンを入れるという、療法をしてみました。

その結果、

(1)水槽の水を替える → 慣れた水から変わった事で、金魚がさらに弱ってしまう。
(2)温度を上げる   → 金魚は高温が弱いため、さらに弱ってしまう。
(3)塩を入れる    → 元気になる場合もある。ただし、塩の分量の調整が難しい。また水草などは枯れてしまうので水槽に直接入れるのは避けたい。
(4)直接塩をつける → 白点病の付着が取れたものの、すぐにまた付着するようになり、数日以内に死んでしまう。
(5)イソジンを入れる → 金魚が極端に弱ってしまい死んでしまう。

ということで、いづれも失敗。(失敗例

■唐辛子療法(トウガラシを使います)

ある日、生き残った3匹の金魚すべての体に白い点々ができ始めました。背びれもたたまれて、動きも鈍く、息苦しそうです。

もうだめか・・・と思ったとき、ネットで情報を検索すると「唐辛子」がきくとの記載がありました。

半信半疑で、唐辛子を半分を「お茶」を入れるときに使う紙のフィルター袋(お茶パック)に入れ、水槽に浮かべてみることにしました。

・・・すると、翌日には早速白い点が消える金魚が現れ、4日後には全ての金魚の点々が消えてしまいました。

さらに、背びれも「ピン」と立ち、餌もとてもよく食べるようになりました。

それ以降、一匹の犠牲も無く、どれも健康になりました。

金魚以外にもめだか・どじょうが水槽に入っていましたが、特に悪影響は無いようです。

また、水草もすくすく育っており、特に悪い影響はないようです。

・・・ただ、トウガラシをたくさん入れるとよくないとの情報もありました。ご注意ください。

なぜ、トウガラシが効いたのか・・・・理由は良く分かりません。白点病の原因虫(ウオノカイセンチュウ)が、トウガラシに弱いから??

■塩治療

金魚の背びれが閉じた状態、しかも、泳ぎ方が不安定。時折底の方で動かない状態になっている場合、塩治療で改善することがあります。

まず小さなバケツに水を入れて、カルキ抜きで塩素を除去。

そして、塩(できれば、天然塩が良い)を入れます。量はちょっと多い目。(と言っても入れすぎない)

味としては、ほのかに塩の味がする程度で、辛いまではいかない程度。

温度は水槽の温度と大きく変わらないようにしましょう。

調子の悪い金魚をそのバケツに入れてあげます。数日で調子が改善することが多かったのですが、相当衰弱している場合は、残念ながら・・・。

ちなみに、治療中はあまり餌を与えない方が予後良好でした。

■酸性化

水槽を入れ替えた際に白点病などが蔓延した場合、水が「アルカリ性」になっている可能性があります。

魚を飼っていると自然と酸性に偏るのですが、アルカリ性になった水を早く酸性にする場合、ソイル(水槽の砂)や流木を入れることで効果があるらしです。

◆アルカリ性になるもの

・石灰、貝、炭

◆弱酸性になるもの

・ソイル(弱酸性タイプ)、流木

とりあえず、弱酸性に落ち着くタイプのソイルを敷くことで、水槽中に蔓延した後でも収束できました。

ちなみに、みかんの汁や酢酸(お酢)を入れてみましたが、ダメでした・・・



鷹の爪です。100円ぐらいで買ってきました。
これを使いました。



トウガラシを半分に切り、中の種を取って、
お茶パックに入れて、水槽の中に入れたもの
(45cm水槽)

■フィルタ強化

白点病は虫が原因ですが、数日経てば魚の体から離脱していきます。その離脱のタイミングで水中を漂う虫を退治することで、軽減できます。

どうやら離脱してから再付着まで1日程度要するとのことなので、循環式の場合、フィルタに更に目の細かい綿のようなものを入れて、そこでキャッチさせる、再付着させないことで対処できます。

案外、効果があったような気がします・・・・。

 

たくさん金魚用の綿を入れてみました


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