エゾウコギの成分
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エゾウコギの特徴的な成分とその作用

配糖体(グリキシド)とは、ブドウ糖その他の糖類と水酸基をもつ有機化合物とが結合した化合物の総称で、天然には高麗ニンジンなどに存在します。

 

最近の研究によると、エゾウコギの根や茎などには豊富な配糖体が含まれており、これらの配糖体成分の中には、身体の活力を高める物質、つまり活性成分が存在し、これらの物質がエゾウコギの沢山の薬効の《もと》になっていることが、臨床例や動物実験などから明らかにされています。

 

エゾウコギの活性成分は「リグナン類」・「クマリン類」・「フェノール類」・「タンニン類」の4タイプに大別することができ、それぞれの特徴的成分とその作用は下記の通りです。

活性成分 主な作用
リグナン類 エテウテロシドE ◎抗腫瘍作用・抗アレルギー作用・抗菌作用
◎学習向上・集中力向上・記憶力回復・性機能改善・降圧作用
◎β-エンドルフィンの分泌を促進する作用
クマリン類 イソフラキシジン
エテウテロシドB1
◎鎮静作用
◎血管拡張作用・抗けいれん作用
フェノール類 エテウテロシドB ◎抗ストレス作用・性行動減退防止作用・疲労回復
タンニン類 クロロゲン酸 ◎過酸化脂肪抑制作用・抗癌(がん)作用・肝機能改善作用・胃液分泌促進作用

エゾウコギに含まれるイソフラキシジンの含有量は、財団法人 日本健康・栄養食品協会の「健康補助食品規格基準」の製品規格で定められており、含有量によりエゾウコギ加工食品(1.0mg以上/100g)かエゾウコギ含有食品(0.6mg以上/100g)に区別されます。

 

そのため、イソフラキシジンはエゾウコギの品質をチェックする際の重要な指標となる成分なのです。

 

クロロゲン酸はタンニン成分の一種で、植物界に広く存在し、日本では緑茶に含まれているカテキンなどが知られています。

天然では色々な野菜や果物に含まれており、桃やリンゴの皮を剥いて放っておくと褐色になるのは、この成分の働きで起こります。

 

近年、日本や欧米各国の研究などのより、β-エンドルフィンには免疫機能を高める働きがあることが明らかになってきました。

免疫力とは、私たちが生まれてから獲得した体の抵抗力や自然治癒力のことで、病気を引き起こす外敵から身体を守る働きが免疫機能なのです。

この機能が衰えると、普段なら感染しないような細菌やウイルスに感染したり、疲労がたまりやすくなったり、不眠、ストレス、アレルギー、血圧異常、冷え性、肌荒れ、精力減退、老化、癌(がん)にかかりやすいといった症状を引き起こしやすくなると言われています。

 

これらの免疫機能で重要な働きをしているのが免疫細胞のT細胞やB細胞であり、さらにガン細胞を殺す働きのあるNK細胞と言われるものですが、これらの免疫細胞を増殖させたり活性化させたりするのがβ-エンドルフインなのです。

β-エンドルフインとは生体自らが分泌する脳内モルヒネで、苦痛を和らげる働きのある生体防御物質のことです。

マラソンでランナーが走っている時に気分が高揚してくる現象(ランナーズハイ)も、脳内モルヒネと呼ばれるβ-エンドルフインの作用と言われていますし、ハリ麻酔など、中国医学の分野でも広く医療に応用されています。

 

またストレスへの抵抗力を強め、β-エンドルフインを増やして免疫の働きを高めるエゾウコギの作用は、心身症・胃潰瘍・不眠症・肌荒れを始めとする様々なストレス症に優れた効果を発揮します。

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