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「履き心地いい」と評判

「スリッパより履き心地がいい」などと評判の布ぞうりが静かなブーム。市民ボランティアが開いている講座「徳島学遊塾」の作り方講習会もほとんどが満員。10月末には、徳島新聞「読者の手紙」欄で布ぞうりの作り方を問い掛けた女性に対し、多くの反響があった。徳島学遊塾で講師を務める山口夫美さん=徳島市中昭和町3=に、作り方を教えていただいた。
用意するもの(両足分)
◆ 土台用の布  縦150〜200cmのシーツ片面
◆ 鼻緒用の布2本  長さ100cm 幅5cm
◆ 先つぼ用の布2本  長さ50cm 幅5cm
◆ 土台用のロープ2本  直径約6mmの荷造りロープ200cm
◆ 鼻緒用ロープ2本  直径約6mmの荷造り用60cm
◆ 固定用のひも(もしくは洗濯ばさみ)
◆ 木工用ボンド
◆ 竹べら
◆ はさみ
         布草履の作り方
まず、土台に編みこむ布の準備から。手でシーツを縦に4〜5cm幅で裂き、布切れを10本程度作る。(片足分)
柔らかい布が編みやすく、古いシーツで十分。山口さんは「それ以外にも浴衣など伸びにくい綿素材の布がお薦め」という。次に鼻緒を作る。鼻緒用のロープに布を巻き、ほどけない程度に所々を木工用ボンドで貼り付ける。
鼻緒用の布は、土台用の布と色や柄が違うものを選べば、一層おしゃれだ。
編む姿勢は床や低いいすに座って、両足を投げ出す。
最初に土台用のロープの両端を結んで輪を作り、その結び目が両足の中間に位置するように親指と人差し指の間にロープをかける。次にロープを手前に引き寄せ、結び目のある方のロープを一回ねじって小さな輪を作る=写真@。
ねじって交差した部分を両足の中間まで移動させ、交差した部分を固定用のひもや選択ばさみで動かないように留める。次に外側の輪の方のロープに、最初の布切れを5〜6cm余るように下からあてる。それに布の長い方を一回まわすように掛ける=写真A
再び内側の結び目のあるロープを外側のロープの下に当て、布の長い方をロープにくぐらせる。最初に2往復させるが、この時は布を内側(中央)の2本のロープの間にくぐらせないように編む。「これが爪先になるので、きつく引っぱってしまうと全体に小さくなってしまう。力を入れすぎずに編んでいくのがコツです」と山口さん。
次からは布を4本のロープに交互にくぐらせるように編む=写真B
一段編むごとに指で布を手前にしっかり引き寄せる。布が短くなればロープに巻きつけ、そこから別の布を足して編んでいく。土台が12〜13cmまで編めたら、鼻緒を取り付ける。最初に作った鼻緒を半分に折り曲げ、片方の土台用のロープ(外側)に掛けねじりながら、爪先から内側3cmのところにU字型を作るようにする=写真C
鼻緒の長さが決まれば、余った鼻緒から布をはがし中身のロープだけを切り落とす。残った布を土台用のロープに掛けて、4本のロープにくぐらせる。鼻緒用の布が編み終わったら、そこから再び土台用の布で同じように編んでいく。何度か繰り返して足のサイズになったら、土台用のロープの結び目を手前に引き=写真D=かかとを丸くする。
最後は鼻緒に先つぼを取り付ける。爪先から約2cmのところから、先つぼ用の布の片端を土台の底側に通して結び目のあるロープに掛け、再び土台の表側に戻す。ねじって鼻緒に掛け=写真E=両端を再び底側に通し、先程のロープに結んで固定する。その後、結び目をはさみで切り取る。土台の所々からはみ出た布端を竹べらで押し込み、形を整えれば完成だ。
布ぞうりは「足の裏が刺激され、健康にいい」との声も多く、山口さんは「あせらずにゆっくり編むことがポイントです。誰でも簡単にでき、布のリサイクルにもなるので、チャレンジしてみては」と話している。