カナモジ書体について

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 おそらく皆さんは、カタカナだけの文章なんて読みづらいとお思いでしょう。カナモジ文が読みづらいとしたら、その原因のひとつは「慣れ」の問題です。皆さんのほとんどは、こどもの頃から「漢字かな交じり文」に慣れ親しんできましたから、それと違った文を見て、読みづらいと感じるのは当然です。慣れれば読みやすくなります。
 もうひとつの原因は「書体」にあります。
 英語では、漢字ではなく、アルファベットで書きますが、慣れれば読みづらいとは感じないでしょう。それは、たとえば「dog」ならば「d」「o」「g」と一字ずつ読んでいるわけではなく、「dog」を「語形」として、ひと目で理解しているからです。カタカナの大部分は、本来、漢字の一部(だから「片カナ」なのです)ですから、「語形」をつくる力が強く、たとえば「イヌ」ならば、それがひとつの語形として、ひと目で理解できるはずです。ところが一般に使われている「明朝体」や「ゴシック体」は漢字と交ぜて書くことを前提に設計されたものなので、「語形」をつくるということは、まったく考慮されていません。そこで、カナモジカイでは創設以来、「語形」をつくりやすい、カナモジ文に適したカタカナ書体をつくることに力を注いできました。その結果かなり満足のいく書体ができました。これを「カタセンガナ」(肩線ガナ)とよんでいます。
 ここでは、その代表的な書体である「アラタ」をおめにかけます。
 

アイウエオ カキクケコ サシスセソ

タチツテト ナニヌネノ ハヒフヘホ

マミムメモ ヤ ユ ヨ ラリルレロ

ワヰ ヱヲ ン ガ ザ ダ バ パ

*この「アラタ」は、株式会社モトヤ(http://www.motoya.co.jp/)が製造しているもので、カナモジカイで取り次ぎをしています。
*このフォントは全角ですが、実際には、タテ長にし、文字の間もつめて使います。その方が「語形」の横幅が短くなり、読みやすくなるからです。
*実際に「カタセンガナ」で書いた文章は、PDF をクリックするとご覧いただけます。

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