分かち書きの手引き(あらまし)

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 「スモモモモモモモモモモモモニモイロイロアル。」これでは何のことかわかりませんね。カナモジだけで文をかくには「スモモ モ モモ、モモ モ モモ、モモ ニモ イロイロ アル。」のように単語と単語の間にスペースを入れる必要があります。これを「分かち書き」といいます。(これは、英語でも「Iwillavailmyselfofyourkindoffer.」のようにスペースを入れないで書いたら読みにくいのと同じことです。)
 「分かち書き」にはいくつかの方式がありますが、ここでご紹介するのは、カナモジカイの「標準ワカチガキ(案)」です。(原文はカタカナ書き)


【キマリ】1
(1)次のような、〈単語〉以前というべきコトバは独立させない。常に〈単語〉の中に含めて書く。
  ア〈動詞〉〈形容詞〉などにつながる、次の__のコトバ。(*)
    (ア) タベ、カンガエタリ、ヨミナガラ、カエリガテラ、フリカエリツツ、サシ ササレ、トドキシダイ、クレ、イソイダッテ
    (イ) タオレソー、カナシソー、ゲンキソー、ナマケガチ
    (ウ) タベスギル、ハヤスギル、シズカスギル、カナシガル、ザンネンガル、ノミタガル、ヨン、ヤスカッ、ダッ、ハナソー、タベヨー、ヤスカロ、ダロ、デショ、イワレル、タベラレル、ヨマセル、コサセル、ウタワ、ナゲサス、ワカラ//、カキマス、キナサル/ナサイ/、カンガエウル、アリエル、ウケアイカネル、ヤリカネナイ、ネタリナイ
        シラナイ、ミタイ、ヨミイイ/ヨイ、カキヤスイ、ミヅライ、ヨミニクイ、コエガタイ
  イ〈接頭語〉
  ウ〈接尾語〉
  *いわゆる「形容動詞」はふたつの〈単語〉の並んだものとみる。 
(2)〈単語〉と〈単語〉の間は必ず分ける。いわゆる「慣用句」などもこのキマリによる。長い〈単語〉はさらに分ける場合がある。(→【キマリ】4、5)
   ◎ユキ デモ フッテ キソー ナ テンキ ダ ネ。  ヤブ カラ ボー。
(3)アクセントが変わってしまったりして元の〈単語〉のままに区切ると不自然になるものや、発音の変化などによって元の〈単語〉の区切りめがなくなったり、あいまいになったりしたものは適当に続けて書く。
   ◎キノドク   ヒトデナシ   ボクンチ   ボカァ   ソリャー/ソリャ

【キマリ】2
 組み合わせ語で、活用のあるものは一綴りに書く。読みにくかったり意味の取り違えがおきたりする恐れのあるときは適当にツナギ(-)を入れる。ただし、ツナギの前または後が概ね2拍以下の場合とする。
   ◎ハルメク   アワテフタメク   ミットモナイ
    スエオソロシイ/スエ-オソロシイ

【キマリ】3
 活用のない〈組み合わせ語〉で長さ6拍以下のものは原則として一綴りに書く。【キマリ】4、5に当たる場合を除く。適当にツナギを入れる。
   ◎フジユー   ハルカゼ   マショウメン   ヤマザキクン   フク-シブチョウ   フクシ-ブチョウ   シカ-イシ   シカイ-シャ   ナゴリオシサ/ナゴリオシ-サ

【キマリ】4
(1)活用のない〈組み合わせ語〉で長さが7拍以上のものは、原則としてどの部分も6拍以下になるように分ける。なお、(2)(3)をも見よ。
 意味の取り違えられる恐れのない場合、本来の組み立てにこだわらず読みやすい分け方にしてよい。
   ◎シゼン コーエン   カナ ケンキュウカイ   エスカレーター コース   コンビニエンス ストア   ミルク コーヒー(←→ミルク・コーヒー/ミルク ト コーヒー)   カガク ギジュツチョウ(<(カガク+ギジュツ)+チョウ)   カンジ カナ-マジリ ブン   ナイカク ソーリ ダイジン   ベーコン レタス サンドイッチ
(2)固有名詞は長さにかかわりなく、【キマリ】5による場合以外、まとめて書く。適当にツナギを入れる。
   ◎キタ-カルイザワ   アイズ-ワカマツ-シ   ヤマト-コオリヤマ-シ
(3)(2)以外の場合で1拍または2拍だけの部分が離れてしまう場合はツナギを入れて7泊以上を一綴りにしてもよい。
   ◎ミレン ガマシサ/ミレンガマシ-サ   オートメーション-カ   ダイガクセー-フー   オリタタミ シキ/オリタタミ-シキ   キキンゾク テン/キキンゾク-テン

【キマリ】5
 あて名など、純粋の固有名詞の部分を目立たせたい場合、純粋の固有名詞の部分と行政単位、接尾語などの部分を分けて書くことができる。
   トーキョー ト、ブンキョー ク、ホンゴー   オカダ サトル サマ   ノムラ クン!

【キマリ】6
 数のコトバを算用数字とカナを組み合わせて表す場合、算用数字と後に付属する部分(単位など)をまとめて書く。ほかの要素がさらに付属した場合はカナの部分を【キマリ】3、4によって書き、数字とまとめて書く。
 算用数字を使わない場合は、もちろん【キマリ】4による。(*)
 *算用数字を使うのは漢語系統の言いかたの場合と「ヨン、ヨ:4」「ナナ:7」の場合に限る。
   ◎25000エン   2マン 5000エン   12ガツ 21ニチ   42.195キロ   5ネンメ/ネン-メ   1シューカン-ブン   6ネン-ブリ   20サイ-ダイ   3ニン-マエ

【補助のキマリ】1
 〈助詞〉の「エ、ニ、デ、ト」、「ダ」の活用形の「ニ、デ」のどれかのうしろに〈助詞〉の「ワ、モ、ノ」のどれかが続くときは それらをつないで ひとまとめに書くことができる。

【補助のキマリ】2
 分けるかまとめるか迷うときは、とりあえず分けて分けておくとよい。


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