こどもの頃、
きれいで不思議な万華鏡をいつまでものぞいていました。
この錦めがねで、きものの美しい世界をみてみましょう。
これは、道元禅師という鎌倉初期の高僧の和歌です。そこには自然と人間が一体になった世界 があります。
日本人は自然に寄り添い、自然との一体感を互いに共有しようとする心が日本独自の伝統文 化の中にも流れています。 たとえば四季を愛で楽しみ慈しむ心が、折々の歳時記や記念日などを生み出したのでしょう。そして、
きものはこの日本人の豊かな情緒を身近で端的に装いという手段で表現したのではないでしょうか。しかし、 忙しい現代社会では折々の行事などや、日常のきもの姿が薄らいでしまい、若い方々にとっては、きものの形や名称すら解らないのが現状です。 でも時折和文化やきもの姿にふれたとき心がなごみ、なつかしい気さえ致しますね。
私はきものの仕事に携わり五十年になります、まだまだ知りたいことは山ほどありますが、 それはさておき、私のもてる知識の範囲で、きものの世界にごあんないいたしましょう。
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