HOME


お問合せ先
the きものユートピア
(きもの総合教室《和裁・着付け他》)
   タウンページはこちらへ

フォトスタジオ フルフル
(撮影/ヘアメイク・着付け
 /貸衣装トータルプロデュース)
   タウンページはこちらへ

〒211-0002
川崎市中原区上丸子山王町
1-872-5

 

web会員登録ご希望の方は
kimono_u@yahoo.co.jp
まで。

人生の行事ときもの  

  新しい年度を迎え、さっそくの四月十日、テレビでは天皇皇后両陛下の御結婚五十年・金婚式に際しての御壮健なお姿と皇后さまのお美しいきもの姿が放映されました、五十年の歳月、皇太子同妃両殿下として、天皇皇后両陛下として歩まれましたお二人のお健やかな笑顔を拝見し、多くの国民は心から祝福を申し上げたことでしよう。
 
  
 五十年前の昭和三十四年四月十日、皇居内賢所で古式にのっとった束帯姿の天皇陛下と十二単の皇后陛下の御結婚の儀・そして、その後の東宮仮御所への馬車パレードを見ようと私は沿道の人波の中に高揚しておりました。大衆の歓呼の渦の中を荘重で華麗な両陛下がお乗りになった馬車が通りすぎ、そのお美しい笑顔でお手を振られた妃殿下のお姿が今蘇ってまいります。
 



  ★さて前年度までの<きもの歳時記>に変わり今年度から<人生の行事ときもの>と題してご紹介させていただきます。


 宮中では明治十九年に洋服が礼装として採用されましたので、宮廷での大礼服にはマント・ド・クールや現在では皇后さまや皇太子妃がお召しになられている姿をテレビで拝見することがありますが、ローブ・デコルテがあります、したがって正式には礼服着用ですが、和服においては白衿と称して白衿五つ紋裾模様、すなわち色留袖が正式と心得られています。黒は宮中では喪の色とされていますので黒留袖ではなく色留袖が正式になります。また紫は外国では喪の色とされていますので外国貴賓歓迎宴にかぎり紫は避けたほうがよいでしょう。また、きものの紋様は皇室の紋章である菊の御紋に似た紋様は遠慮したほうがよいでしよう。
                                                                                         天皇皇后両陛下は、四月十日に今年結婚五十年を迎えられるご夫婦百組の方をお招きになって茶会を開かれましたが、皇后さまはじめ御婦人方の上品でお美しい色裾模様の紋付きや訪問着のおきものが、春の陽光に映え穏やかな雰囲気の中で、ひと際、皇后さまの笑顔が美しく、年輪を重ねた桜花のようでした。


 ☆和服にも洋服にも「晴」(はれ)の衣装と「褻」(け)の衣装があります、褻の衣装とは「普段着」といわれるもので、自分自身で楽しんで着るものですが、「晴れ着」は日常とは違う何かのために装う衣装です。<衣は人なり>とも言われるように、自分の気持ちを「衣」に託すことはどんな言葉よりもその人の意志を通じさせます。日本は古代から衣の色や形を定めて意志統一をはかったり、着方の身分制度が定められたり、また宮中に上がる時や身分の高い人に逢うときの衣装が定められた、と云う様な歴史があり、きちんとした態度を見せるには、まず「衣」整えることが基本という考え方が日本人の中に古くから浸透しています。したがって冠婚葬祭には必ず「衣」が主役となっていることも、今なお見逃せません。また地方には地方性が加味され、さまざまな行事が「衣」を主役に引き継がれている現実を目にします。
 戦後。失われた習慣がたくさんありますが人生の行事にあたり「衣」を中心に置くことの意味をもう一度考えてみたいものです。
 

 ☆四月のきもの
 卯月・文様は牡丹・木蓮・桜そのほか春の野に庭に百花咲き競う時候。この季節こそきものでお出かけの機会も多いものです、園遊会・お茶会・パーティ・趣味の集まり・母親としての学校の用事など、入学式には色無地や付け下げなどがよいでしょう、小紋に絵羽織など羽織るのもすてきです四月中旬が過ぎたら帯つきになります、きものに帯を合わせるのが楽しみの季節です、春先は明るくさっぱりした染め帯が似合うでしょう、時期の花よりもやや早めの花を配した帯はきもの姿が匂いたつようです。

  かきつばたの染め帯をしめるのは、四月から五月の節句の頃までがよいでしょう。









 
HOMEへ

バックナンバー 2009年
4月 6月