
播州織は、綿を主体とする先染織物です。産地の仕組みを生産工程順に紹介します。
産元部門
主に播州織の企画、販売を行う部門です。
産元から染色、織布、加工などの生産部門に生産を委託します。各セクションと連携し、原糸の検査や加工後の検査・出荷までを管理しています。また、次シーズンに向けての素材の企画、試験など提案も積極的に行っています。産元の中には、大阪・東京に営業所を置いているところもあり、最近ではインターネットを活用して、新たな情報化時代に対応しています。
産元が保存しているサンプルは、その企業と産地の歴史そのままに長期保存されており、商品開発に重要な役割を果たしています。
テキスタイルデザイン部門

テキスタイルデザイン部門は、早くから人材育成が進み、綿先染産地ならではの固有の技術を創出し、高い評価を得ております。
染色部門

播州織の糸染業は、高度な堅牢度を誇り、ファッションカラーの創出に伝統技術を駆使して、世界市場の高い評価を得ています。
兵庫県繊維染色工業協同組合では、共同で排水処理を行ない、汚泥のリサイクルなど環境保全に取り組んでいます。
サイジング部門

経糸の糊付けは、多色一斉サイジングが開発されてから急速に普及しました。
織布部門

先染織物の特異性にあわせ、多種の装置で多様な織物を得意とした我が国最大の先染織物産地の生産の軸になる部門です。織布部門は、小規模な企業が多く、装置の多様さと小回りを生かし、小ロット、短納期に対応しています。
播州織工業組合の品種別部会( 平織、ドビー、ジャガードなど )での情報交流や青年部会活動も長い歴史があります。また、平成15年には、協同組合播州織総合準備センターを設立し、経通し、あぜとり作業を共同で行っています。
詳細は、播州織工業組合へ
整理加工部門

シルケット加工、樹脂加工、サンフォライズ加工、しわ、起毛、形態安定加工などあらゆる種類の風合いや機能性加工を、綿、合繊、新繊維などに行っています。
播州織工業協同組合の共同整理加工場は、昭和初期から始まる共同施設で、国内の産地共同施設としては最大規模です。
播州織は、染から織、仕上げ加工までを産地で一貫して行っています。産地製品の大部分は加工場で、加工前の検査を受け、加工後さらに製品検査を受けてから出荷します。 また、検査の結果や内容を分析し、このデータを関係部門へ通知するほか、仕向地や品種別の生産統計をまとめています。

