| 最近の傾向として、何回か見学に来てくださって、結局入会しない、というパターンが増えています。これは我々、古河道場に関してだけではなく、また、極真館各道場のみでもなく、武道、空手の各道場において顕著な例のようです。 あくまで、カラテを習わせたい、という保護者の方に向けて、ヒントになれば、と思いこのページを設けました。十数年前のワタクシの場合で恐縮ですが…。 息子にもカラテを習わせたい、と男の子が生まれた時点からずっと考えていたワタクシは、関係者各位方々より情報収集、息子を道場に連れて行くタイミングを計っておりました。 ある二組の親子。 A委員長の場合、カラテを習わせるべく、小学生の息子を伴い総本部へ。しかし、撃沈。何が気に入らなかったのか、入会はせず、というか拒否。以来カラテには全く興味すら示さず、全く別の道へ進んだそうです。 そのA委員長の友人、Bさんは4歳の息子を連れ、総本部へ。何が気に入ったのか、即入会。Bさんの息子は現在支部長。A委員長は本当に残念そうにこの話をしてくれました。 さあこの明暗、原因はどこにあるのか、年齢?性格?親?家庭環境?単なるタイミング? 確かに子供は一度拒否反応をしめすと、そこからとことん遠ざかります。目を他に移せば、水への恐怖から泳げなくなったり、用意スタートのピストルの音で固まったり、高所恐怖症でジャングルジムに登れなかったり…。 息子に当てはまるのが高所恐怖症。「ウンテイ」の上から他所の子に突き落とされ、以来それです。 横道行っちゃいましたが、何しろ下準備と興味を持たせることとタイミングだ、と勝手に思い、計画スタート。まず「男は強くなければいけない」という意識を持たせるところから始めました。「お父さんいないときは男の子のお前がお母さん守ってな」とか「男なんだからピーピー泣かない」とか。 親バカ的性格分析は、おとなしい、優しい、辛抱強い、責任感あり、慎重、優柔不断etc。喘息も持っていて、やはり、一歩間違えば二度とカラテをしなくなるタイプに思えます。ただちゃんと男の子が通る道として、ヒーローものテレビを見始め、ビデオも借りたり、ウルトラマン、仮面ライダーにはまりまくってくれました。ミサンガに込めた願いも「ウルトラマンになること」…。 ある仮面ライダーの1シーン。強敵怪人に負けてしまった仮面ライダー、必殺技を編み出すべく、オヤッさんと特訓を始めます。落ちてくるでかい岩石を蹴ったり、滝つぼの中で蹴ったり、現実離れした特訓の中、ライダー変身前の若者が着ていたのが、空手着!「これだ!ここだ!」と思ったワタクシは「お♪お父さんと同じやつ着てるな、あれ空手着って言うんだぞ。仮面ライダーも強くなるためにカラテやってるんかなあぁ」このセリフにちらりと興味を持つ息子。物語は1度負けてしまった怪人に、修得した必殺技「なんとかかんとかライダーキック!」で雪辱を果たし、日本の危機を救います。もっと興味を持った息子。実は仮面ライダーには必ずこんなシーンがあります。ビデオも偶然ではなく、あらかじめワタクシが捜しまくり、見せたもの…。 「時は来た!」息子が年長さんの秋口。 あらかじめ道場に空手着のサイズと在庫の確認をしてから「ちょっと行ってみようか」と出発。向かう車の中では、「もし怖かったら」とか「もし痛かったら」とか息子の口をついて出るのは消極的セリフのみ。オヤジはとても不安。「まだ早かったか(汗)」などと考えている間に道場到着。中に入ると当時、一般、少年合同稽古だった道場には、少年部が数人。すでに臆した感のある息子。「お、子供の空手着もあるぞ!着てみるか?」これには興味を示す息子。勢いで見学ではなく列に並ばせて参加させてしまいました。責任感はあるほうなので、始まってしまえばついていこうとします。息子の「出来るかなぁ」という不安は、稽古終了時には「出来たかも!」という自信と喜びの表情。入会決定!大成功!となったわけです。 息子の場合、見学なんかさせてしまったら、絶対やらない、と思いました。その一方で空手着を着せてしまえば絶対やる!という親的自信もありました。 このあたりは今の「カラテをさせたい親」と「よくわからない子供」という関係のはしりかも、と思います。先日も見学を言葉巧みに(やらしい言い方ですが)体験に変え、楽しく厳しく最後まで稽古しました。でも保護者の方は「もう一度見学に来ますので!」とおっしゃってました。 ワタクシ的に、子供に新しい事をさせるのは「タイミングとノリ」だと思います。子供にしてみたら、「これを始めることによってどうなって、この先何があるのか」など、わかるはずも無く、ある程度は親の強引さと決断からスタートということになるのではないでしょうか。間違ってない!と信念があれば自信を持って子供に勧められます。 喘息にはカラテなんかより、水泳の方がいいよ、と医者の友人に勧められましたが…。 今、高校三年生になった我が愚息は、空いてる時間に道場に来ていい汗かいてます。自慢になってしまいますが、男親と息子、難しい年頃、みたいなアイテムの中、結構会話もあり、ワタクシ的には不満のない親子関係…まあ子供がどう思ってるかは別です。 |
| 乱暴な結論ですが、BETTERな方法として、見学は親御さんだけ。何回かその道場の指導者と話すのは有りだと思います。が、子供の見学は、道場につれて来れるのであれば、体験のほうがいいのではないでしょうか。 体験してしまえばしめたもの。次回は空手着を準備してもらって、入会。親の躊躇は子供の躊躇につながります。 即決で行きましょう。 |
極真カラテ、悪くないです |
見学者の皆様へ