
姿勢は、すべての身体活動の基本となるものです。
腰痛や肩こりの多くは、日々の不良姿勢からくるものです。そのため、快適な日常生活を送るためには、無理のない姿勢の獲得は必須です。力学的に無理のない姿勢は、脊柱をはじめとした骨組みが支柱になってくれるため、腰や肩の筋肉に負担を強いることはありません。
また、第三者に対して好印象を与えるためにも良い姿勢は必要でしょう。姿勢は心理状態を反映するとは良く言われますが、猫背や頭を前に突き出したような姿勢は、どちらかと言うとネガティブな印象を与えるものです。
肩幅が狭くなり、首がすんづまって顔が大きく見えますし、実際より身長を低く見せてしまうなど、見映え上のデメリットも多いです。
ですので、結婚式を控えた方や就職活動中の方にとっては、姿勢矯正の意味合いは大きなものとなるでしょうし、実際にそのような方が多いです。
また、姿勢にも動的(動いてる時)な姿勢と静的(止まって立っている時)な姿勢がありますが、まずは静的な姿勢が基本だと考えています。例えば、静的な姿勢が美しくないまま良い歩行をしようとしてもそれはうまくいきません。逆に静的な姿勢がうまくとれるようになると、体幹が安定して手足もスムーズに動くようになるのです。
非常に単純なことですが、人間が心身共に健康に生きるには、この「姿勢」が大変重要な事柄だと考えています。

はい、よくなります。ただ、治療だけでは不十分なため、ある程度の練習が必要になります。練習と言っても、苦しいことではなく、日常生活の中で行える程度のものです。
当院で扱っているような運動器(筋肉や骨格)の疾患の多くは、日常の不良姿勢が原因となっているケースが多いため、ナナカイロは姿勢矯正に力を入れています。
まずは、治療により、歪んだり緊張して固まってしまっている筋肉や関節をリセットします。その後、理想的な骨盤や脊柱の角度(ニュートラルポジション)などをご指導し、どこの筋肉を働かせれば良いのか、どこに意識を向ければ正しい姿勢を維持できるのか、などを学習していきます。
姿勢を維持しているのは、ローカル筋という骨格に近い位置にある筋肉で、姿勢情報を脳に送るセンサーが豊富に含まれています。ですから、長年悪い姿勢を続けてきた方は、初めは正しい姿勢に違和感を感じることでしょう。しかし、ニュートラルポジションを意識する回数を増やすことで、少しずつそれが普通になってきます。姿勢維持筋群の働きが活性化してくるのです。
また、短縮(筋長が短くなっている)して骨格をひっぱてしまっている筋肉のストレッチを行って頂くことで、よりスムーズに正しい姿勢をとれるようになります。
良好な姿勢を獲得するメリットはたくさんあります。立ち姿が美しくなり、身長が高く見えるなどの見映え上のメリットから、肩こりや腰痛などを患うリスクが低くなります。良い姿勢は、すべての身体活動の基本なのです。

猫背は、現代人に最も多い不良姿勢ですね。円背とも呼ばれます。
特徴としては、胸側の筋肉が短縮することで、肩を前方に巻き込んでしまい、胸椎が山なりに後湾する姿勢を呈することです。顎が上がり、頭部が前に移動してしまうのも大きな特徴ですね。
この姿勢は、自然と肩甲骨が外に開き、重力に反して肩を持ち上げるような状態を作ることで、肩こりの大きな原因になります。
さらに、胸郭を縮める姿勢のため、肺を圧迫して呼吸に悪影響を与えたりもしますし、美容的な側面を言えば、肩を前に巻いてしまうことで、胸筋が緩み、バストを下げてしまうことも特徴の一つです。
原因としては、日頃の不良姿勢が考えられますが、ひとへに猫背と言っても、見かけ上の猫背から本当に背骨が湾曲してしまっているケース。または腰椎カーブや骨盤の位置によっても左右されます。このように様々なパターンが存在するのが「猫背」なので、まずは自分がどのタイプなのかを知ることが必要です。
動きが悪くなった骨格や筋肉を整え、普段から意識するポイントを覚えることで、猫背は少しずつ変わっていきます。それは、決して単に胸を張れば良いという単純なものではないのです。
→関連ページ <症例>姿勢矯正

巻き肩は、肩が内側にはいってしまった姿勢を大まかに指した言葉です。正式には上腕骨頭前方変位や前方突出と言います。
猫背を持たれている方の多くは巻き肩を伴っていますが、巻き肩があるからといって猫背だとは限りません。しかし、見た目上は、肩甲骨が外に開き内旋してしまうことから、背中がぶあつく見えてしまうことは変わらないようです。
猫背と同じく、頭部の前方変位が同時につくられる可能性が高く、肩こりや肩甲骨内側の不快感などが生じやすいです。また、肩関節の癒着を生み、四十肩や五十肩の原因になるとも言われています。
この姿勢を長く持たれていた方は、下部頚椎~上中部胸椎付近に固着が生じているため、「胸をはっても頭が後にいかない」とか、「姿勢をよくしようとすると顎が上がる」というような事がおきてしまいます。
硬くなった背骨を矯正し、肩甲骨周りの筋肉の働きを促すためのエクササイズを行うことで改善が可能です。また、正しい胸式呼吸を身につけることも、この変位を正す上で助けとなります。

反り腰は、女性によく見受けられますが、腹部が肥満傾向にある男性にも起こりえる姿勢です。
骨盤が前傾してしまい、それに伴って腰椎の湾曲が強くなってしまうのです。仰向けに寝た時に腰が浮くのが大きな特徴ですね。
猫背などと同様、反り腰もまた侮れない不良姿勢です。背中の筋肉の緊張が亢進することで、腰痛や生理痛の原因になりますし、太股の前面に負荷がかかりやすいため、無駄に足の筋肉を肥大させたりします。
その多くは、腹圧をキープして、脊柱や骨盤をおこす役割を担う筋肉群の弱化が原因です。また、高いヒールの多用も大きな要因の一つですね。
そして、腹圧がぬけて骨盤が前傾しているため、「脂肪がついていないのにお腹がでてきた」とか、「お尻が垂れてきた」など、美容的な問題もでてきます。
まずは、それらの筋肉の根本である背骨や骨盤の動きを取り戻し、簡単なエクササイズを覚えることで改善が可能です。
→関連ページ <症例>カテゴリー姿勢矯正

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