「同人≠カップリング同盟」改め このページには同人表現があります それ以外の意味だと「成年指定ものです」「キャラ萌え有り」「パロディやってます」等の意味で使うようですが、こういった注意書きを好んで使うのはやはり男同士のカップリングを扱ったサイトさんのようです。 確かに同人誌でそういった表現を主としている方は多いでしょう。 でも、だからといってそれらを「同人表現」という言葉でくくってしまっていいのでしょうか? 【同人】という言葉を辞書で見てみると (1)「どうにん(同人)(1)」に同じ。 (2)「どうにん(同人)(2)」に同じ。 (3)志・好みを同じくする人。同好の士。仲間。 又【同人誌(同人雑誌)】だと 主義・志などを同じくする人たちが, 自分たちの作品の発表の場として共同で編集発行する雑誌。 同人誌。どうにんざっし。 (goo辞書 国語辞典) ……それだけです。 それ以上でも以下でもありません。 私達が今【同人】と聞いて思い出すものはコミケなどで扱われる、表現方法が漫画という形のモノや、アニメ・ゲーム・漫画などのパロディやら評論だと思いますが、それはあくまで【そういうものが好きな人達が集まっているだけ】に過ぎません。 確かに男×男カップリングを扱った同人誌は多数見られますが、それを【同人的】とひとくくりに捉えるのは、いかがなものでしょうか? 特に現在ではボーイズラブというジャンルもでき、きちんとした出版社から発行される商業誌で当たり前のように描かれる現在、これを【同人的】と呼ぶのはおかしい気がします。 「でもそれで通じるからいいじゃない」と言う人もいるでしょう。 …本当に通じてますか? 「同人を理解している人」とは一体どういう人のことを差しますか? 日本で最初に発行された同人誌は【我楽多文庫】という文学誌で、尾崎紅葉を中心に数名の同士たちで結成された【硯友社(けんゆうしゃ)】というサークルから発行されてます。 小説、詩、俳句に短歌、風刺を効かせた川柳などなど、あらゆるジャンルを扱った娯楽雑誌です。 今だって文芸同人誌はたくさんあります。 書いている事、扱うものは違っても、それもまた【同人誌】であり【同人的】です。 これらに関わる人が【同人に理解のない方は…】という表記を見て「自分たちは理解している」と判断した上であなたのサイトに文句を言ってきた時、どう反論しますか? ここまで飛躍させなくても、例えアニメや漫画に関するもの、パロディものに限定しても、その表現方法や表現する内容は様々です。 そしてそのどれもが【同人的】といっても決して間違いではありません。 健全系の活動をしている人がR指定系のサイトに入って「なんじゃこりゃー!」と文句を言ってきても、注意書きが「同人表現有ります。理解のない人や抵抗のある人は入らないで下さい」といったものである場合、その文句に反論することはできません。 だって、文句を言ってきた人の活動もまた【同人】であり、同人を理解していれば嫌悪してない人だからです。 このような、自分がやっていることが同人の全てだというような表記は、単に自分がいかに同人という言葉を間違って使っているかということを世間に公表しているに過ぎません。 …一番不思議なのは、アニメや漫画のファンサイトで、漫画や小説などの二次創作をしているサイトに【同人表現はありません】とあることでしょう。 言いたい事は分かりますが、本当にそれでいいんでしょうか? もしも貴方が同人誌を作って即売会にサークル参加していたなら「同人やってるだけでやおいやってると思われるなんて嫌だ」って思ったこと、一度はあるんじゃないでしょうか? そう思っているのに、自分のやっていることを「同人的でない」と否定することは、結局【同人】という言葉をあなたが嫌うものの代名詞により一層近づけ、結果益々「同人やってます」と言い難い立場に自分で自分を追いこむことになるんじゃないでしょうか? これらのことに思うところがある方で、サイトの管理人をしている方、そしてそのサイトを説明するのに【同人的】【同人表現】【同人要素】等といった言葉を使っている方は、もう一度考え直してみませんか? そして出来るならこういった表現を使わないようにしてみませんか? 特に【同人=男×男描写】だと思っている方、別に「男同士の恋愛描写(SEX描写)があります」でいいんじゃないですか? 【同人的】な表現事態、本来存在しないんです。 もしあるとすれば商業的には決して存在しない表現方法でしょうが、私には想像つきません(あったら本当に知りたい)。 あなたの知っている【同人界】が【同人】の全てではないのです。 エロがあろうがなかろうが、漫画だろうが小説だろうが、同じ趣味・同じ志を持ったものが作った冊子ならそれは全て【同人誌】であり【同人的】です。 そしてそういった主旨のサイトであるならばそれは全て【同人サイト】です。 (私はネット上にある【同盟】こそ典型的な同人活動だと思います) こちらに、「同人」に関わるサイトをいくつかご紹介します。 「同人の世界」がいかに広く、多種多様なものかを知るきっかけになれば幸いです。 ※いずれもこちらからの一方的な紹介ですので、どうか各サイト様にご迷惑をかけないよう、お願いします。 文芸サイト長野(文芸同人のリンク集等もあります) http://www9.plala.or.jp/bsnagano/ げんれい工房(標識などの楽しいパロディ。コミケにも参加) http://www.alles.or.jp/~katsurao/ 星空カンヅメ製作所 ぷふあ(iアプリやゲームボーイに対応した天文ソフトの開発) http://home.interlink.or.jp/~norio_k/index.html 2003/07/02文章変更 2004/04/02一部追加 2004/05/01 リンク削除&追加 2004/06/29 閲覧者様からのご指摘により文章一部削除&修正 |
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追記
2003/10/24「同人」と同じくよく使われる「女性向」というのもやはりどうかと思います。 「やおい」は確かに「女性向」かもしれませんが、その逆はそれだけに限らないからです。 それに、やおいに限らず女性をターゲットにした男女エロだっていっぱいあるし、女性向のレズビアンものだってあります。 恋愛要素を含まない女性向だってさまざまあります。 私の場合はサイトの方向性を示した後、傾向のひとつとして「感性は女性的」としています。 細かく説明するのは確かに面倒ではありますが、「同人表現」「女性向」のように、人それぞれに定義の違う言葉でひとまとめにしないで、誰でも分かるような言葉でサイトの方向性を示しておく方が、サイトオーナーにとっても、閲覧者にとってもメリットがあるのではないでしょうか。 |