活動施設との懇親会を開催
O-ネットでは2月13日(月)に活動施設との懇談会を開催しました。
施設からは9施設・10名、O-ネットからは副代表・理事・事務局員・月例会リーダーら6名が参加。
和やかな雰囲気の中で意見交換を行いました。

久しぶりの開催となった懇談会。ここ数年は、O-ネットの理事・事務局員が活動施設を訪問し、個別に要望や感想を伺ってきました。今年度は、第11期から始めた苦情要望の類型化等について、活動施設の方々にもその趣旨と内容を伝えるため、懇談会を企画しました。
懇談会では、10年の歩みをもとに苦情要望の一覧表を作成し、活動の精度アップを図ろうとしていることをO-ネットが資料を交えて説明。「この一覧表でオンブズマンは苦情要望の全体像を把握することができる。また、個々に対応する事例の位置付けや重要度を認識し、課題解決に焦点をあてて臨める」と堀川世津子事務局長。「結果だけでなく、施設に伝えた苦情要望がどのような方法と工夫で対応されたのかをオンブズマンに報告してもらうことによって、改善事例を共有化することができれば活動施設全体のメリットにもつながると思う」と話しました。
施設からはオンブズマン活動について感想が寄せられました。「利用者の一覧表には写真も掲載し、顔と名前を覚えてもらうようにしている」「毎回オンブズマンとの話し合いの後、議事録を作成して各部署に回覧し、職員への周知・共有を図っている」など、活動を円滑に進めるために工夫されている様子。「家族会で、オンブズマンに介護現場を見て感じたことなどを話してもらっている」「催しのときの利用者の表情を観察して伝えてもらっている。新人職員の成長も見守ってもらえるのでありがたい」「身寄りのない利用者のもとを意識的に回るようにしてもらっている」という施設もありました。一方で「オンブズマン2人がすり合わせをしてから、施設との話し合いに臨むようにしてほしい」「前任者との引継ぎをしっかりしてほしい」といった要望もありました。
車椅子や食事時の椅子への移動について、施設間の意見交換もみられた今回の懇談会。オンブズマン活動のあり方を施設の方々に改めて知っていただくとともに、O-ネット関係者にとっても施設の方々の声を聞く機会となり、有益なひとときとなりました。
研究会等の取り組み(2)
オンブズマン有志等で構成され、定期的に活動を展開している研究会。
前号に引き続き、各研究会の取り組みを担当者が報告します。

09・10年度の事例を分析し報告書を作成
研究会Vでは09年度と10年度の事例集に掲載された事例をもとに、7名のメンバーが事例の傾向や特徴の分析を行っています。
研究会では『2001年度・2002年度オンブズマン活動実績事例分析』以降、2年ごとに分析報告書を作成しており、今回はその5弾目。毎月3日間メンバーが集まり、集中的にミーティングを開いています。文章化の作業など時間も労力もかかりますが、それだけに多くのことが学べ、得るものも大きいようです。
5弾目の今回は通算10年間、事例を分析したことになるため、これまでの施設の変化とオンブズマンの関わりについても考察。4月には報告書を完成させる運びです。
「共通利益」に焦点あてた展開方法を模索
新交渉力研究会は、08年度に発足した交渉力研究会を発展させ、10年度に発足した集まりです。
これまで培ってきた施設との信頼関係を基盤に、より充実したオンブズマン活動を展開するために、利用者にとっても、施設にとっても、メリットとなるような方向で、施設と話し合っていく方法はないだろうか…。そんな「共通利益」を考えながらの展開方法について検討しています。
メンバーは現在10名。昨年12月から毎月1回、定期的に会議を開催。事務局で作成したシナリオをたたき台に、共通利益をどこに見出だすのか、展開方法とポイントについて協議を進めています。10例ほどシナリオを完成させ、活動中のオンブズマンにも周知を図っていく予定です。