2003年

3月24日 二部〜大岳〜守門岳(中津又尾根滑走)

地元のセミプロボーダーのО君と守門に行く事にした。
彼は、数人かで一緒にスタートするスノーボードののスペシャリストで有り、
この間の草大会でも優勝してきたと言っていた。
 私の都合で、朝少し遅い出発で有り、朝の9時45分に、ようやく二部の部落を過ぎた辺りから歩き始めた。
昨日に続き、どうやら暑い日になりそうである。
橋の所に行くと、車が数台停まっており、5人〜6人位は登り始めているのではないかと思われた。
О君のいでたちは、スノーボードブーツとスノーシューであり、ザックとボードを背負ってのスタイル。
私は、古き良き時代のスタイル。
すなわち、スキーブーツをザックに詰め込み、長靴と輪カンジキで登り、
ザックの両サイドにスキーをくくり付けてのスタイルである。
15kくらいはたっぷり有りそうだ。
歩き始めると、暑く、荷物が思いせいもあり、どんどん汗が滴り落ちてくる。
私個人的に歩く時には、大平をゆっくりと捲いて歩くのだが、今日は出発も遅いので、
ショートカットのコースを利用させて頂くことにした。
3月の21日から、昨日まで、栃尾市や、守門村の大岳ツアーが催されたり、
いろんな団体さんが歩いたりして、踏み跡は相当な数に及んでいた。
 長峰に差し掛かる頃、老夫婦がザックの横にスキーを括り付け、歩いていた。
一言二言挨拶を交わし、彼らを追い越して行く。
保久礼小屋手前で、大休止し、老夫婦も到着し、一緒に話などをする。
老夫婦の奥さんは、ここでスキーを置いて歩いて行きたいのだと話している。
 道院から来たと思われるスノーモービルが、どうやら大岳山頂まで行っているようだ。
そんな痕を見て、いささか幻滅したが、昨日の何かのイベントの安全対策などで、
わざわざ乗り入れたのだろうと、良いように推測する。
 長い長い雪原を過ぎ、およそ3時間で大岳山頂に到着した。
特に気になる事といえば、キビタキ小屋が雪に埋まっていた事と、大岳の道標が見えなかったことである。
昨年、新潟の山仲間と、大岳に登った時(3月20日付近)には、
キビタキ小屋の屋根も見えたし、大岳山頂の道標もタッチした。
昨年に較べれば、今年の方が雪は少ない筈なのにだ。
考えられる事としては、風の具合とか、そんな事しか考えられない。
 私とО君は、誰かが作ってくれた風除けに潜り込み、軽く昼食をとることにした。
山頂で山仲間から貰ったウイスキーを飲もうと思って持参したのだが、
別容器に入れておいた為、全部ザックの中に溢してしまっていた。
ザック全体が、ウイスキーの匂いで包まれ、酔っ払うようだった。
 守門岳山頂までは上り下りが有るので、荷物をデポして行こうと言うことになった。
やはり、小雪の為か昨年に較べると、大岳の雪庇の量は少ないようである。
雪の上だから、結構早めに到着すると思っていたのだが、1時間近く掛かって山頂に到着した。
3月21日の黒姫登山のように、360度のパノラマというわけには行かず、かなり霞んでいた。
毛猛山塊と権現堂山、北側の粟ヶ岳や、川内山塊がかろうじて見える程度である。
О君は、久々の山歩きらしく、それなりに満足していたようであった。
 時間はそこそこ掛かったが、О君と馬鹿話をしたりしながらの歩きは、疲れは感じない。
大岳に戻ると、先ほど追い越した老夫婦が居た。
奥さんの方は、人懐こく色々と話し掛けてくる。
何でも、下りはスキーにシールを付けて下るのだという。
もう午後3時だと言うのに、この夫婦は下山できるのだろうか・・と、一抹の不安を感じる。
 準備を整え、中津又岳から滑る事にしたので、そちらに向かって取り合えず滑り始める。
昨日の中途半端な滑走痕が沢山あり、極めて滑りづらかった。
大岳から、中津又岳にかけての稜線は、一旦鞍部のようになっているので、
そこからしばらくスキーを履いたまま中津又岳山頂付近に向けて歩く。
お互いににデジカメで、各滑りを撮り合おうと、先に滑り、О君を待つが、シャッターが切れない。
どうやら電池が切れたらしい.。
電池を交換し、その下のブナ林に入って、О君に撮影してもらったは良いが、超悪雪で曲がる事が実に困難。
無理矢理、体を純捻りさせターンした所をО君に撮って貰う。
雪が悪いので、撮影はとりあえず、期限不特定の次回と言う事にした。
 とにかく、このコースは始めて滑るコースであり、
大岳から直接登山道を滑るコースより格段に楽しめるし、長いコースである。
雪質でも良ければ、最高であろう。
いいきになって滑っていると、なにやらおかしな感じになってきた。
どうも下りすぎたようである。
大岳山頂で、老夫婦は私達のトレースを辿ると言っていたので、
下手に難しいコースを滑らせてはならぬと思い、少し引き返す。
ただし、そこからも結構難しい斜面であり、なるべく斜滑降などをして痕を辿ってもらうようにした。
沢を少しトラバースすると、すぐ保久礼小屋が見えてきた。
それにしても、なかなか面白い良いコースであった。
長峰まで少し歩き、後は、ひたすら滑るだけである。
下るだけでも、かれこれ、1時間30分ほど掛かった気がする。
16時20分に車の所に到着した。


4月10日 大岳

朝の7時30分に出発すると、予め、所属山の会会長さんと打ち合わせていた。
私も、行けたら行く・・と、はっきりしない返事をしていた。
大平の橋の袂まで行くと、既にKさんとFさんは歩き始めていた。
急いで、支度をはじめる。
今日は、スキー背負って、ザックの中にスキーブーツを押し込んでの出発で、実に荷物が重い。
しかしながら、昨日の雨降りと、今日の冷え込みで、随分と雪は締まっていて歩きやすい。
大平の田圃の所でKさんとFさんは待っていてくれた。
挨拶をし、3人で歩きはじめる。
遠く、大岳がそびえ、かなり遠い、と口々に言う。
3人だけなので、随分とペースは早く、保久礼小屋までは1時間30分も掛からないで到着した。
Kさんは、保久礼小屋を出発すると、調子が出て来たと言い、走るように駆け登って行く。
私は、荷物も重く、簡単に歩けないので、ゆっくりマイペースで歩いてゆく。
 そのうちに下の方からスノーモービルの爆音がしてきた。
スノーモービルは入山禁止と言う話も聞いた事があるが、
その一方で、安全管理上の何かの理由で、
乗り入れが大岳に限り許可されているなどと言う話も聞いたっことがある。
彼らは、そこに停車させ、守門岳方面の方に向かって何かを調査しているようにも見える。
何かの調査に来たのかもしれない。
いずれにしても、興ざめは必至だ。
 山頂に私達が到着したのは、出発してから、約3時間であった。
相当に速いペースである。
寒いので、それぞれがお気に入りの画像を撮り、寒くない所まで下る事にした。
私はここでスキーを付け滑りだす。
滑り出す前に、レーシングスキー用のスタートワックスを生塗りしたので、滑る過ぎるくらい滑る。
おまけに、下が凍っているので、少し体が遅れ気味である。
何回かターンを繰り返すうちに、徐々に調子が出てきて、一気に不動平まですべり降りる。
呼吸を整え、さらにキビタキ小屋目掛けて滑り降りる。
次第に疲れてきて、シャープなターンは諦め、ただの制動ターンと化す。
 キビタキ小屋の少し下に着き、昼食の準備をはじめる。
缶ビールを1本飲み終える頃、KさんとFさんが下ってきた。
3人で乾杯をし、ひたすら飲む。
私は缶ビールを3本飲み、さらにワインも頂き、すっかり出来上がってしまった。
飲酒運転で下り始める。
酒のせいで、時々ずっこける。
雪も適度に緩んでおり、ターンがしやすい。
午後2時30分に大平の橋に着いた。
その後、白石温泉で汗を流し、挨拶後解散となった。


4月20日 浅草岳

コースタイム
白崩沢8:10  ヤジマナ滝下9:35  アイヨシ沢源頭カッチ10:50  嘉平与のボッチ11:50  山頂12:25
白崩沢橋13:45


天気も悪い予報であったが、二人きりなので、様子を見ながらのんびり行く事にした。
白崩沢橋の袂に私の車とYさんの車を2台並べて駐車した。
この天気なので登っている人は皆無であったが、
来る途中のムジナ沢橋に横浜ナンバーの車が2台駐車して有り、7〜8名黒姫橋を渡り、歩いていた。
相変らず、登山用品の着衣は派手な色彩だ。
私は、大して荷物をまとめないで来たので、車の中で色々とザックにパッキングする。
Yさんは、既に靴も履き終え、私を待っている図だ。
例によって私のスタイルは、ザックにくくりつけての古き良き時代?(そう言わせて欲しい)のスタイルだ。
Yさんは、体調が良いらしく歩きは早めである。
雨の為に、雨具を着込み、スキーブーツと競技用のカービングスキーの余計な荷物なので、暑いし、結構足にくる。
林道の終点に着き、今日は造林地の中を歩くことにした。
先週のスキーツアーでは、造林地の右に小沢が有り、
そこの左岸をトラバースしたコースを設定したが、一箇所、雪が切れかけている所が見られたからだ。
造林地を終了し、ヤジマナ滝が見えるところで休憩する。
暑いので水がうまい。
10分ほど歩くと、先週、スキーツアー時、外側にコースを設定した所が、風前の灯火状態の雪量となっている。
私は壷足なので如何様にも歩けたが、Yさんはシール登行なので歩き難いようであった。
後1週間後になれば、この部分は藪になること必至だ。
アイヨシ沢の源頭部に進入。先週付けた赤布は随分上に退行している。
同じ目線で見ると、なかなか発見できぬかもしれない。
雨足は強くなってきており、風も出てきたようだ。
アイヨシ沢の最終地点まで来ると、直一層風は強くなってきた。
ただ、景色は逆に素晴らしくなり、こんな場所で思いつけもなく雲海にめぐり合った。
風は強くなってきたが、時折薄日が差すなどして、多少心が和む。
低気圧が去り、違う低気圧との入れ替わりの時期であったようだ。
嘉平与のボッチの前衛ピーク(ヤジマナガッチ)は、先週に較べると夥しいほどブッシュが多かった。
嘉平与のボッチでも、トラバース部分は亀裂が入り、今週で良いとこ終了との感がある。
前岳の山頂手前からさらに風は強くなってきたが、この間ほどではない。
この位ならば(帽子が飛ばされそうになる程度)十分山頂まで行けそうだ。
しかし、入広瀬村主催のスキーツアーが終了して、未だ1週間ちょっとしか経っていないにも関わらず、
雪の量はとにかく激減している。
飛び出たピーク状の地形では、ことごとくブッシュが見られ、
常緑樹のヤマグルマはハイイヌツゲ・チシマザサなどが、妙な安心感と美しさをかもし出している。
山頂直下は、既にスキーでの乗り入れは難しい為、荷物を1時デポし、山頂を踏む。
寒くはないが風が強いので、そのまま折り返し滑る事にした。
所々熟成が遅れている露出したての雪が有るが、その部分は得てして滑らない。
しかし、全体に雪は締まっており、十分エッヂが食い込む雪である。
一気に、アイヨシ沢の源頭部まで滑走し、そこで昼飯を食べる事にした。
Yさんも今日は調子良さそうに滑っている。
今日は持参していない、泡のドリンクを、Yさんから頂き有り難かった。
昼食が終わる事、また雨が降りだし、ようやく次の低気圧が来たのか、ガスが掛かり始めてきた。
どしゃ降りの雨の中、逃げるように一気に白崩沢橋へ滑り込んだ。
 これから、このコースは、若干の藪をこざく覚悟が有れば大変楽しいコースであるが、危険も多いので薦められない。
むしろ、早坂尾根をゆっくりと滑走し、林道経由で帰るのが良いかも知れない。
Yさんと別れ、車で除雪の状況を確認しに行った。
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