五臓の色体表(五行の配当表)

万物を五行理論によって、系統的に分類し、人体の五臓に帰結させたのが、「五臓の色体表(五行の配当表)」である。これらは、素問、霊枢の要旨を分類したもので、重要と思われる項目のみを記した。この表を臨床にそのまま応用することは種々問題はあるが、この中から治療上の示唆を得ることも多いと思われる。
五 臓 心包を加えて六腑と呼ぶこともある 素問金匱真言論篇第四
五 腑 小腸 大腸 膀胱 三焦を加えて六腑となる 素問金匱真言論篇第四
五 行 木性 火性 土性 金性 水性 水瀉は水に属するから腎を用いる 素問金匱真言論篇第四
五 親 水子 木子 火子 土子 金子 相生の関係(例)水の子は肝で腎 と肝の相生関係 素問陰陽応象大論篇第五
五 竅 五感の所属で目が悪ければ肝を 治療する 素問金匱真言論篇第五
五 主 血脈 肌肉

五臓から栄養を補充するもので皮膚病では肺・大腸を治療 素問陰陽応象大論篇第五・素問金匱真言論篇第四
五 支 五臓の精気が発するところ  
五 季 土用 季節の配当(例)春には肝を病みやすい 素問金匱真言論篇第四
五 方 中央 西 方位の配当 素問金匱真言論篇第四
五兄弟 甲乙 丙丁 戌己 庚辛 壬葵 十千の配当  
五 色 色の配属、患者の色を見て判断 素問金匱真言論篇第四
五 香   香気の所属、体臭や口臭 素問金匱真言論篇第四
五 味 味覚の所属、好む食、五臓の求める味 素問陰陽応象大論篇第五・素問宣明五気篇第二三・霊枢水張篇第五七
五 悪 湿 五臓の嫌う外気の性状 素問宣明五気篇第二三
五 志 感情の所属、激しい怒りは肝を傷つける 素問陰陽応象大論篇第五
五 精 意智 精志 精神の所属(例)腎は精と志を司る 素問宣明五気篇第二二
五 液 涙(るい:なみだ) 涎(せん:よだれ) 涕(てい:泣く) 唾(だ:つば) 分泌液の所属(例)肝が弱まると涙 素問宣明五気篇第二二
五 変 (えつ:シャックリ) (がい:セキ) 五臓の病変の発現 素問陰陽応象大論篇第五
五 役 五臓の受け持つ役割 難経四十難・四九難
五 声 哭(こく:号泣) 呻(しん:うめく) 病人の出す声の所属 素問陰陽応象大論篇第五
五 音 角(ミ) 徴(ちょう:ソ) 宮(ド) 商(レ) 羽(ラ) 音階の専門的熟語 素問陰陽応象大論篇第五・素問金匱真言論篇第五
五調子 雙調(そうちょう) 黄鐘(おうしょう) 一越 平調 盤渉 音律の専門的熟語 素問陰陽応象大論篇第五
五 位 坤(こん)   坎(かん) 八卦(易)の割り当て  
生 数 五行発生の数理原則  
成 数 生数に地の数五を加えると成数となる 素問金匱真言論篇第四
五 穀 黍(きび) 粟(あわ) 五臓の食用や薬用になる穀物 素問金匱真言論篇第四
五 畜 五臓の食用や薬用になる動物 素問金匱真言論篇第四
五 菜 韮(にら) 薤(かい:大ニラ) 葵(き:ひまわり 葱(そう:ねぎ) (かん:よし) 五臓の食用や薬用になる野菜 霊枢五味篇第五六
五 果 李(り:すもも) 杏(きょう:あんず) 棗(そう:なつめ) 桃(とうもも) 栗(りつ:くり) 五臓の食用や薬用になる果実 霊枢五味篇第五六
五 経 足厥陰 手少陰 足太陰 手太陰 足少陰 五臓の属する経絡 霊枢五音五味篇第六五

 

 

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