陰維脈

5,陰維脈(いんいみゃく)
陰維脈は諸陰即ち肺経・脾経・心経・腎経・心包経・肝経をつなぎます。
 
陰維脈が病に罹ると、血の循環を司っている心を病んで心痛に苦しみます。
築賓(ちくひん)国際表示:(KI9)
築は、きずくの意味です。賓は、濱(浜)に通じる意味です。 つまり腓腹筋の筋肉がだんだん低くなり、経脈を流れる経水が、波立つような平たい浜になっているツボという意味があります。
筋肉:腓腹筋、ヒラメ筋 血管:後脛骨動脈 神経:伏在神経、脛骨神経

取穴法

主 治

鍼灸法

大谿穴の直上5寸で、脛骨内側縁の後方約2寸 腓腹筋痙攣、精神科疾患、癲癇 直刺1〜2寸
腹哀(ふくあい)国際表示:(SP16)
腹は、はらの意味です。哀は、かなし、かなしむ、憂い思う、あわれ、いつくしむ、痛むの意味です。腹哀は、腹傷または腹痛に効果があるツボの意味です。  
筋肉:外腹斜筋 血管:下腹壁動脈 神経:肋間神経

取穴法

主 治

鍼灸法

大横穴の上3寸で、前正中線の外側4寸 腹痛、消化不良、便秘、下痢症 直刺1.5〜2寸
大横(だいおう)国際表示:(SP15)
大は、重要の意味です。横は、よこの意味です。ヘソの傍らにある重要なツボの意味です。 昔からヘソは、神闕(しんけつ)といわれ、人体の中でも極めて重要なところとされています。古人は両手を万歳したとき、人体を上下に二分するのがヘソの高さだと考えていました。その真横4cmの両側にある大切なツボがこの大横というツボです。このツボは、人間の上半身と下半身の機能が、良くバランスを保っているかどうかを知る大切なツボドコロとされています。特に下痢、便秘など、腸の働きが鈍ったときなどに現れる症状には、大変効き目のあるツボです。
筋肉:外腹斜筋 血管:下腹壁動脈 神経:肋間神経

取穴法

主 治

鍼灸法

神闕穴の外側4寸 腹部膨満感、便秘、腸麻痺、下痢、下腹痛、腸寄生虫症 直刺1〜2.5寸
府舎(ふしゃ)国際表示:(SP13)
府は、蔵、役所、都、集まるなどの意味です。舎は、家、小屋、めぐるなどの意味です。脾経がこの部より腹部内臓(腸・脾・胃)にめぐり宿る意味です。 府は邪気の集まるところとされていて、脾経、肝経などが交わるところであり、これらの経脈の様々な症状を取るのに極めて効果的です。
筋肉:外腹斜筋 血管:下腹壁動脈 神経:大腿神経、腸骨鼠径神経

取穴法

主 治

鍼灸法

衝門穴の斜め上方7分で、前正中線の外側4寸 腹痛、疝気、虫垂炎、便秘 直刺1〜2寸
期門(きもん)肝経の募穴国際表示:(LR14)
期は、あう、あうべき時、とりきめたる日時、とき、めあてをつける、まこと、かぎる、さだめるの意味です。門は、病邪の出入りするところの意味です。 不眠症、胸から脇腹の痛み、食欲不振、産後の余病、食べ物が胸につかえて飲み下しが悪いといった症状にこのツボはよく使われます。またこのツボは、脾経の太谿、肝経の厥陰、奇経の陰維脈が交わるところなので、陰気の集まるところとされています。陰気とは寒気のことで、急性の熱性の病気には良く効くツボです。
筋肉:腹斜筋、腹横筋 血管:上腹壁動脈 神経:肋間神経

取穴法

主 治

鍼灸法

不容穴の外側1.5寸で、第六肋間 胸膜炎、肋間神経痛、肝炎、消化不良 斜刺5分〜1寸
天突(てんとつ)国際表示:(CV22)
天部の刺突点。 別名を、玉戸といいます。
筋肉:左右胸鎖乳突筋間 血管:下甲状腺動脈 神経:頸横神経、副神経

取穴法

主 治

鍼灸法

胸骨柄上縁の凹陥部 喘息、気管支炎、咽頭炎、甲状腺肥大、嘔吐 2分直刺
廉泉(れんせん)国際表示:(CV23)
廉は、いさぎよし、かど、側辺などの意味です。泉は、経脈流通に密接な意味です。 別名を、舌本、本池といいます。
筋肉:正中甲状舌骨靱帯 血管:上甲状腺動脈 神経:頸横神経

取穴法

主 治

鍼灸法

喉頭隆起上方の凹陥部 気管支炎、咽喉炎、舌炎、喘息 5分〜1寸斜刺

 

元へ戻る