指圧やオイルマッサージは恒常性を維持

青山会OTMの治療内容

恒常性を維持

身体には、心拍数を一定に保ったり、血圧を一定に保ったりといった、体内の環境を一定に保つ性質(恒常性の維持)がそなわっている。この体内の恒常性にひずみが生じてストレスとなったり、体調の不調や未病といわれる状態を引き起こしたり、病気へと発展していく。

ストレス反応は、血液中のホルモンを介しておきるものと、自律神経系という神経の働きによるものがある。

感覚情報は大脳皮質で処理されると、扁桃体を経由して視床下部へと伝えられるといわれている。扁桃体で感覚情報がストレッサーだと判断された場合、その情報が視床下部に伝えられると、視床下部が自律神経を活性化したり、ホルモンを出すように指令を出したりする。  

視床下部はストレス反応の司令塔として機能している。

@視床下部1A脊髄B副腎C腎臓D交感神経E神経節FノルアドレナリンGノルアドレナリンHアドレナリンI副腎髄質JアドレナリンKアドレナリンL脊髄

ストレスホルモンのひとつであるグルココルチコイドが肝臓や筋肉に作用すると、活動するときのエネルギーとなる糖が血液中に血液中に増える。
自律神経系が活性化されると、心臓や血管に作用して、心拍数が増えて血管が収縮して血圧が上がる。
自律神経は胃腸の働きも調節していて、胃腸に流れる血液の量を減らしたり、動きを悪くしたりする。
その結果、食欲がなくなったり、胃液の分泌が増えて、ひどいときには胃潰瘍になることもある。
視床下部は、さまざまな働きをしていて、ホルモンといわれる神経伝達物質を放出している。そして自律神経系を介して心臓や血管の働きを調節している。自律神経系のニューロンが活性化されると、神経の末端から血液中にノルアドレナリンが放出され、心臓や血管に作用する。その結果心拍数が増えたり、血管が収縮して血圧が上がったりする。また、胃や腸などの消化管も自律神経に支配されている。ノルアドレナリンが放出されると、胃腸に流れる血液の量が減ったり、胃腸の動きが悪くなったりするので、食欲がなくなる。
自律神経は腎臓の上にある副腎髄質も調節している。副腎髄質からアドレナリンが放出されると、心臓や血管、胃腸に作用し、体調が崩れることになる。指圧や鍼などの刺激は、これらストレスを抑えたり、身体の調節をすることができる。これは、脊髄(背中)への刺激が交感神経を介して内臓へ直接、あるいは脳へ送られた刺激が、脳の各部位へ神経伝達物質として伝えられる。その神経伝達物質は、ドーパミンやセロトニンなどの快感ホルモンであったり、痛みを和らげるエンドルフェンであったりする。
生命維持の基本的な欲求、『食欲』を例に取ってみてみよう。脳では、視床下部で食欲を増進するグレリン、オレキシンと食欲を抑制するレプチンが食欲のバランスをとっている。下垂体は、グレリンが下垂体の受容体に結合すると、成長ホルモンの分泌が促進される。食欲の調節には、いろいろな要素が関係している。血中のブドウ糖濃度を維持する肝臓や脳にある体内時計、食欲を増進したり抑制したりするタンパク質などである。増進するタンパク質として「オレキシン」や「グレリン」、抑制するタンパク質として「レプチン」がある。このように脳との関わりは大きいことは、人間の営みの中ではずすことのできない現実である。
体表からのさまざまな刺激は、鍼や指圧、温熱などさまざまあるが、これらの刺激はタンパク質という形になって、細胞組織や脳へ直接的あるいは間接的に送られ、体内の活性化につながる働きをする。それが免疫力である抗体タンパク質やホルモンタンパク質、神経伝達物質タンパク質の産生に関わり、身体全体の調和を促し、ひいては心の調節にも大きく関与してくる。
東洋医学的な治療は、全体(身体と心)を見て、その人を観察し、本人の身体から出てくる体内薬物(ホルモン・神経伝達物質・タンパク質等)で、病気を退治したり、心のひずみを調節したりするのです。

 

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