基本の犬のしつけ (01/02/15)

犬とトラブルの無い楽しい日常生活をおくるための基本的なしつけの方法を紹介します。
まず、相手をよく知ることが第一歩です。

犬は野生にかえると、先祖であるおおかみと類似した行動をとります。 彼らは元来おおかみと同じく群れの中で生活し、群れの中で社会性を学ぶ動物だからです。 群れの中には、必ずリーダーがいます。 リーダーには、絶対服従しなければいけない代わりにリーダーは群れを守ってくれます。

犬のしつけをする前に確認しておくこと
しつけは生後2〜3ヶ月ぐらいから行います。もちろん成犬でもしつけはできます。
しかし、次の3つのことを守らなければしつけは成功しません。

@犬は健康でなければならない。
  身体的疾患による問題行動はしつけでは改善されません。

Aリーダー(しつけをする人)は一人でなければならない。
  複数の人から命令を受けると犬は混乱します。

B犬の地位は家族の中で最下位であること。
  たとえば食事は犬を無視しながら家族が先に済ませ、犬にはその後に与えます。(食器は20分ぐらいでさげる)。また通路に犬が横たわっている場合、優しく犬の体を動かし、この通路は家族の領域であることを無言で伝えます。 避けて通ったり、またいで通ったりしてはいけません。

しつけの方法
一番大事なことはリーダー(しつけをする人)が終始一貫した態度で犬に接することです。 犬は学習していますので「今はダメでも後でなら構わない」といったしつけをすると犬は迷います。 また、犬は褒められて成長します。このことを忘れないでください。

@犬とのスキンシップで上下関係をはっきりさせておく。
  ブラッシングや遊んでいるときにマズル(犬の目から鼻先までの間)やおなかにやさしく触れるようにします。この部分は上位の者にしか触れさせません。

Aリーダーであることを常に誇示する
  散歩の時に門を出るのはリーダーが先で家に帰り門を入るのもリーダーが先です。また、犬がリードを引っ張り前へ出ようとしたら、犬を無視しながら無言でくるりと向きを変え反対方向へ進みます。絶対に犬を前へ出してはいけません。 前を進めるのはリーダーだけです。犬が理解するまで何度でも繰り返します。

Bよくできたときの褒め方
  犬の目の高さに自分の顔を近づけ、「ヨシヨシ」と声をかけ喉元から胸にかけてやさしくさすってやります(犬に圧迫感を与えるので頭の上をなでてはいけません)。 そして、ドライフードを1〜2粒与えます(犬がしつけに対し熱意を持つようになります)。

C犬が命令をきかない場合
  徹底的に犬を無視します。 犬に向かって声をだして注意しても、犬は一緒に騒いでいる仲間がいる位にしか思いません。 少し時間をおいて再度同じ命令をだしてよくできたら褒めてあげましょう (できないときは何度でも無視します)。

D命令の決まり言葉(声符)と決まりポーズ(視符)を決める。
  たとえば、「ダメ」と声で伝え同時に犬をたたくポーズを見せます。 「マテ」と声で伝え手のひらを広げ犬の鼻先に突き出します。 一度決めた命令方法は生涯変えません。
 
ある種の問題行動は去勢手術や避妊手術あるいはホルモン剤療法により改善されることもありますので、困ったときはかかりつけの動物病院の獣医師に相談してください。

とにかく、家族の協力と忍耐が必要です。
 

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