A.わんちゃんが逃げた
飼っているわんちゃんが逃亡した時の相談を受けることがあります。対策を項目ごとに示します。
1.交番に届ける。犬を見つけた人は意外に交番に連れて行ったり、連絡したりします。
2.地域の自治会長に連絡しておく。地域によって著しく対応が異なりますが、面倒見の良い自治会長さんですと必ず何らかの手立てをしてくれますので助かります。
3.動物病院に連絡しておく。私の病院にも交番から迷い犬の連絡が入り、たまたま特徴がわかったわんちゃんで私の患者さんだったためすぐに飼い主に連絡が取れたことがあります。また動物病院同士の連絡でわんちゃんが分かることもあります。近くの何件かに連絡しておきましょう。
4.ご近所10件ぐらいは連絡しておくこと。できれば電話ではなく直接お宅にお邪魔して見かけたら連絡くださいと頭を下げておくことが大切です。
B.猫ちゃんが逃げた
動物病院から逃げた猫ちゃんについての対策について述べます。
1.とにかくあきらめないで呼びかけること。すぐに出てくることはまずありませんが、何回も呼びかけているうちに居所がつかめてくることがあります。うまくいった例では3週間程度ほとんど毎日病院周辺を探して見つけたことがあります。一日の時間はそれほど長くなかったようですが根気よく親子で探していました。
2.張り紙やポスターで地域にお知らせする。
3.一軒一軒声をかけてお願いする。昼間猫探しでうろうろするわけですから怪しまれないようにいらっしゃるお宅には探しますのでと断りを入れて見つけたら動物病院に連絡を下さいとお願いしておくと、一石ニ鳥でうまくゆきます。実際このときも2件のお宅から逃亡猫の情報が入り近くまで追い詰めました。
4.意外と近く半径200メートルの範囲を中心に探す。猫ちゃんの行動範囲は意外と狭く今回うまく見つかった例も病院から歩いて5分もかからない近くでした。
5.病院の床下に餌を置いておびき寄せる。始めの一週間は寄り付きもしないでしょうが少し慣れてくると病院に帰ってくることがあります。逃亡して1ケ月で顔を見せるようになり飼い主を呼んで捕まえてもらった貴重な経験もあります。これもひとつの方法かもしれません。
1.フイラリア予防は12月まで
これまで5月から10月まで飲ませれば予防できますよとお渡ししていたフィラリアの薬でしたが神奈川県の獣医師会が検査した結果ではこの6回投与では予防していないわんちゃんと余り変わらない感染率が認められ、我々獣医師はとても驚きました。特に同じ6回ならば7月から12月の6回投与のほうが効果的との結果でした。もちろん確実に予防するためには5月から12月まで投与することが一番望ましい形です。10月までしか頂いていらっしゃらない方はぜひ12月まで投与してください。
2.そろそろ猫ちゃんにワクチンを
残暑が厳しい時期ですが、9月の声を聞くと同時に猫ちゃんたちが鼻をぐずぐずさせて来院し始めています。猫ちゃんの風邪はかなりの部分ワクチンで予防できます。ひどい場合何日も治らず治療費もかさみます。値段もわんちゃんの半額くらいなので、風邪で病院にかかる一回の治療費よりも安いくらいです。今ごろワクチンを打っておくと一番風邪の流行する寒い時期に免疫が高くなり効率的な予防ができると思います。
3.眼の膜が出て・・・追加
瞬膜のコーナーで補足をしておきます。好酸球性胃腸炎はアレルギー的な疾患と考えられており、血液検査で特徴的な好酸球数の絶対的な増加を認め、頑固な下痢と瞬膜の突出が見られます。基本的にはステロイドが有効ですが、劇的に改善される反面一般下痢よりも長期にわたるコントロールが必要になります。
4.野良猫を見てもらうコツ
先日は野良猫を助けたいのですがどうすればよいかとの質問を受けました。ポイントは2つあります。ひとつはうまく猫ちゃんを捕まえることです。これは怪我の猫ちゃんのコーナーで述べてあります。もうひとつは猫ちゃんを誰が飼育するかをはっきり先生に伝えておくことです。助けても飼い主の見つからない猫はとても不幸です。自分では飼育できない状況ならば余り動物愛護の精神を発揮しないほうが良いと思います。むしろ飼い主を探す手立てを最大限努力するほうが好感が持てます。とりあえず私が飼育します。お金は分割ででも何とか払います。となれば先生も心を打たれて、半額に負けてくれたり、適当な飼育先を探してくれたりと尽くしてくれるはずです。試してみてください。
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