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A.クーラー病に要注意

 最近少しずつ涼しくなり朝晩クーラーをつけっぱなしのご家庭では鼻をぐずくずさせている家族の方が一人くらいいらっしゃるのではないでしょうか。そのあおりを受けて猫ちゃんの風邪が最近流行のように病院を訪れます。主人がクーラーをつけっぱしにしているものですからとか一番涼しい所で寝ていますとか何らかの形でクーラーが関係している猫ちゃんたちのようです。それも少々高齢の猫ちゃんで一度体調を崩すと、結構長引いたり風邪だけでなく肺炎になりそうな体力低下も見られ冬のつもりで看病してくださいと伝えることもあります。

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 わんちゃんの場合は下痢や吐き気が先行して何か変なもの食べたのではとつれてこられる場合のありますが意外にクーラーの冷たい空気が原因だったりすることもありますので、特に短毛のわんちゃんは要注意です。

B.猫の腎不全にプロポリス

 水をよく飲むの所で述べましたが、季節の変化する今の時期は猫ちゃんの腎不全を多く見かけます。点滴やインターフェロンさらに蛋白同化ステロイドなどで回復の兆しが見られた猫ちゃんには活性炭系統の腎不全を抑制する薬や副腎皮質ホルモンで対応するのですがそれでもうまく行かないときには民間健康食品のプロポリスを投与して半分くらいの猫ちゃんに効果を認めています。ほおって置けば間違いなく死亡する運命の猫ちゃんですが少しでも長生きする可能性を秘めた薬ではないかと思っています。いきなりプロポリスを投与しても意味無いのでまず病院で腎不全の診断を受けたら食欲が回復するまでしっかりと治療を受けて、その後現状を維持するにはどうしましょうかと言うときに考えのひとつに入れても良いのではないかと思います。あくまでも補助的な薬と考えてください。松脂のようなにおいで猫ちゃんが嫌がる場合もあり投与するのに皆さん苦労しているようです。一日一回一滴を投与できれば十分です。

特集.毒入りダンゴ殺猫事件

先日の夜10時頃突然急患の連絡が入り猫が毒を食べさせられたとのこと早速診察するがすでに虫の息僅かに心拍が残っており強心剤やショック予防の注射など心電計を見ながら治療したがすぐに平坦な波形になり、最後を迎えた。奥さんの話では最近ご近所では続けて4匹の猫ちゃんが死亡しており、どう考えても猫の嫌いな人による毒ダンゴを食べたものと思われるとの事であった。直前まで元気であったことや無くなる前の症状は薬物による中毒症状に似ていて吐き気や錯乱状態など十分に考えられるのですが、死亡している猫ちゃんからの血液検査が出来なかったこと。また有機リン系統の農薬の匂いが無かったこと。また猫ちゃんが薬物には敏感で余り臭いのきついものは外では口にすることはめったにないと言う防御本能があることなどから考えるとよっぽど臭いの無いまた味の無いカレー事件の砒素でも使わないと猫ちゃんが食べないと思いました。その足で警察に届けて実情を訴えたようでしたが、本当に追求するためには死体を大学に搬入して本格的な検査依頼をしないといけませんよとアドバイスするにとどめました。不審な人物の確認、肉ダンゴの残りなど物的な証拠が無いので何とも言いようの無い後味の悪い結果になりました。

1.秋雨時の注意

秋雨時は温度の管理に十分に注意が必要です。

特に猫ちゃんが温度の変化に弱く体調を崩しやすい時期が今の時期です。このような時期は人間も体調を崩しやすいので同じように気を使ってあげてください。一番かかりやすいのが寒冷からの風邪など呼吸器の病気です。高齢の猫ちゃんですと、すぐに肺炎に移行してしまいます。わんちゃんほど激しい呼吸困難を表に顕さないので気が着くのが遅れることがあります。

2.湿度の管理

動物特にワンちゃんは湿度に弱く、発汗作用の少なさから体温が急激に上昇してしまい、室内に

いても熱射病のようになってしまうことがあります。特にはいまどきは雨の合間は涼しいですが

急な温度差で体が着いていけなくて夕方や夜中に突然高熱で痙攣を起こすことがあります。

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3.レプトスピラ病について

 人畜共通の伝染病として知られていますが、余りなじみの無い方が多いのではないでしょうか。わんちゃん特に猟犬が感染します。山でのネズミの尿から感染する機会が多いとされていますが穀物倉庫にいるネズミに感染している人も確認しています。わんちゃんの症状は発熱、出血、黄疸などですが初期は診断のつかないこともあり、黄疸が出てから分かることもあります。血液検査も典型的な結果が出ないこともあり、獣医師を悩ませることもあります。悩ませると言えば治療も同様です。腎不全の程度がひどく尿の出にくいタイプですと経過が思わしくないことが多々見られます。もちろん予防注射がありますがレプトスピラには血清型がたくさんありその全てを予防できる完璧なものではなく、流行している最も多いものから2種類程度のものが含まれているワクチンなので投与されるときに十分な説明を受けてください。別名秋疫病とも呼ばれこれからのシーズンが流行の時期です。

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4.動物の快適温度

ワンちゃんが暑さに弱いと言うことは先ほど説明いたしましたが、逆に寒さに強いとかと言うと

それほど強くありません。特定の猟犬とか毛並みの深い大型の犬は別として一般に愛玩犬として

飼育されている犬種では環境の良さ即ち冬でも十分な暖房のある環境で飼育されているために寒

さにたいする抵抗力が極めて低下しており人間と同様に夏は暑く冬は寒くと感じているワンちゃ

んが多いように感じます。

一方ネコちゃんは寒さに弱いことは一般的にご存知でしょうが、われわれとは快適温度がかなり

異なり、病気のネコちゃんを預かっていても室温をかなり上げなければどんなに治療をしても

なかよくなりません。場合によっては室温30度で、人間ならば頭がボーとして長くいられない

うな環境ではじめて病気が回復することがあります。鳥などさらに高温の環境が必要と言われて

います。

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