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ベトナム語が表示できない,入力できないといった悩みを解消してもらうためのページです. WINDOWS2000は多言語サポートOSです.
だからといって,最初から多言語表示できるように設定されているわけではありません.それなりの設定が必要です.
ベトナム語を扱う場合は,多言語サポートの設定をしておく必要があります.
設定方法は次のとおりです.
1:コントロールパネルを開いて,地域のオプションを開く.
2:全般タブの中の下半分を占める「システムの言語設定」でベトナム語にチェックを入れる.

3:OKを押して閉じる.
4:再起動する.
これで,はれてベトナム語サポートOSになりました.
じつは,Windowsにもベトナム語入力環境(IME)がついています.
入力方式がベトナムでデフォルトのTelex入力ではなく,VNI入力なため非常に使いにくいです.
お薦めしませんが,紹介はしておきます.設定方法は次のとおりです.
1:コントロールパネルを開いて,地域のオプションを開く.
2:入力ロケールタブの中のインストールされている入力ロケールの中で追加のボタンを押し,出てきたダイアログでベトナム語を選択し,OKボタンを押して入力ロケールの追加を行います.
はい,ベトナム語の入力ロケールが追加されました.
ここで,入力ロケールとは何か?分からない人に説明を少々.
入力ロケールを替えるとキーボードの配置が換わります.
例えば1,2,3とキーボード上段の数字を押しても1,2,3は入力されません.というのはそれらのキーがVNI入力方式ではベトナム語独特の声調記号などに割り当てられているからです. キーボード上に無い記号を入れていくのですからかなり修行が必要です.
ついでですから英語(U.S)も追加しておきましょう.
3:入力ロケールの追加が終わったのでその下,入力ロケールのホットキーを指定します.
「入力ロケールを切り替える」で「Ctrl+Shift]を選びます.
こうしておくと,ベトナム語を打ちたいときにはCtrl+ShiftでタスクバーのインジケータがVIになるようにすれば,あなたのキーボードがベトナム語仕様に切り替わります.日本語に戻すときも同じくCtrl+Shiftを押します.
これがベトナム語入力ロケールの証!
スタートメニューからプログラム>Microsoft Office ツール>Microsoft言語設定を選びます.
日本語と英語が選ばれていることを確認します.
そんなメニューが見あたらない!という方は大阪外国語大学のHP
「Microsoft Office 2000での多言語設定」をご覧下さい.
ワードには文書を新規作成するときの標準的な書式を設定するNormal.dotというテンプレートがあります.これはワードを起動すると必ず起動しています.ここに使用者それぞれが設定した環境情報が保存されるのですが,この情報は文書にずっとついてまわります.
人にあげても作成者のテンプレートの設定がついていきます.
1:ワードを開きます.
2:メニューの書式>フォントで出てきたダイアログボックスの中の日本語フォントをMSUI ゴシックに,英数字用フォントをTimes New Roman,Arialといったユニコードフォントにしておきます.
3:既定値として使用を押してNormal.dotを更新します.
4:スペルチェックとか入力オートフォーマットとかのお節介機能は全てチェックを外して機能しないようにしておきましょう.
こうしておくと,日本語文章中でベトナム語を入れても,自動でフォントが変わり,しかも英語のスペルチェックに引っかからないので,思うように文字を打てます.
これは全く問題なく打てます.セルのフォントだけをユニコード対応に変えるだけです.
これもほぼ問題ありません.テーブルやクエリーなどのデータシートビューは文字化けするものもありますが,フォームやレポートではコントロール毎のフォント設定が出来るので大丈夫です.
データベース内で日本語を使わないというのなら,メニューのツール>オプションのデータシートタブでArialなどを選んでおくのも良いでしょう.日本語でDBを作るなら表示タブの複数フォントサポートにチェックを入れてArialを選んでおきましょう.
メニューの書式>フォントでワードと同様のフォント指定をすれば快適に打てます.
パソコンでベトナム語を扱うにあたっての基礎を記しておきます.
この辺があいまいだと,問題の捉えようが無く,わからない,できないという風になります.
まず,文字があります.例えば「あ」という一文字にしても私が書く「あ」とあなたの書く「あ」は字体が違います.字体が違っても両者ともに同じ「あ」だと認識できます.かりにこれを「字のイデア」と呼ぶことにします. 字体は違うけど「字のイデア」が同じなので両者ともに「あ」だと認識できます.
「あいうえお」と「あいうえお」をならべても「字のイデア」で表すとともに「あいうえお」です.
これは50音順という規則に従って「字のイデア」を並べているからです. 「字のイデア」の並べ方を決めているのがコードテーブルです. コンピュータは文字が読めないので,文字を表示するのにどのコードテーブルか?コードテーブル内の何番目の文字か?どの字体デザインか?というのを読み込んで表示するに過ぎません.
仮に「あいうえお」をAさんが1,2,3,4,5番と決め,Bさんが5,4,3,2,1番と決めたとします.
二つの決め=二つの規格となります.
Aさんが打った「あおい」はAさん規格で1,5,2番となります.Bさんが受け取った1,5,2番の文字をBさん規格で解釈すると「おあえ」となり,Aさんの「字のイデア」がBさんに正確に伝わりません.
こういうことが起こらないようにするためにコードテーブルが必要になります.
そんなわけで,それぞれのフォントには従うべきコードテーブルがあります.字体デザインだけでなく,どのコードテーブルに属するのかを把握しないと,せっかく伝えたい情報が相手に伝えられません.
コードテーブルが同じならたとえ相手が自分と同じフォントを持っていなかったとしても「字のイデア」だけは正しく伝わるので,相手が他のフォントで読みとることも可能になります.
フォントと一口にいっても,字体デザインと属するコードテーブルの両方を含めたものだと理解して下さい.
ベトナム語はアルファベットに独特に装飾をつけているので,従来のフォントでは表示が出来ませんでした.そこで,ベトナムの様々な団体が独自にフォントを開発しました.そこには規格などというものはなく,互換性を持っていませんでした.
Windowsのスタートメニュー>プログラム>アクセサリ>システムツール>文字コード表を開いてみて下さい.フォントを色々選んでみると字体は違ってもコード表の中の文字は同じなはずです.ところが従来のベトナム語フォントはフォントを作った団体によってコード表の同じ位置でも違う文字というものでした.
よく名前の出てくるVNIも同様で,独自のコードテーブルを持っているので,互換性がなくお薦めできません.
従来は,ベトナム語を表示するにはベトナム語のフォントをどれか選んでインストールする必要がありました.しかしながら,フォントをたくさんインストールするとマシンに負担がかかり,また,他の人が見ても見えるようにしようとするとフォントまで送らなければなりません.
今では,Windowsに標準のフォントのいくつかを使えるので,ベトナム語専用のフォントのインストールは必要ありません.
次のフォントでベトナム語の入力が出来ます.
Arial, Times New Roman, Courier New, Tahoma, Verdana, Palatino Linotype
ベトナム語フォントのコードテーブルは上記の通り統一がなされていませんでした.
例をあげるとVNI, TCVN, VIQR, VISCと色々あります.で,これらのコードテーブル毎にたくさんのフォントがあるのですから,それを全て表示可能な状態にしておこうとすると,フォントのインストールは膨大な量になり,パソコンのメモリの無駄な消費に繋がります.そこで,異なるコードテーブルの文書をユニコードに統一したくなるのが当然の成り行きですが,いちいち手で直すわけにもいきません.そこで,コンバータの出番です.
これは,Niizuma Toichiさんのパソコンdeベトナム語のページに詳しく書かれています.使用方法などはそちらを参考下さい.
で,使うソフトはUnicodeConverter(わかりやすいネーミング!)です.最新バージョンは1.3ですが,JAVAのランタイムが必要なので一つ前のバージョンの1.2-WindowsVersionを使うのもありですな.
日本語の入力でもかな入力,ローマ字入力があるようにベトナム語も様々な入力方式があります.
ほとんどのの入力方式がフォントとセットになっていました.このなかでもTelex入力方式が最有力のようです.Telex入力を覚えておけばどこのベトナムのコンピュータでもほぼ間違いなくベトナム語が打てます.
ベトナム人がベトナム語を使うために作ったものがほとんどだと思われます.だから動作させる環境として想定しているのは,あくまで英語版Windowsです.
これを日本語システムで使おうとしているのだからそこを理解せずに使おうとすると不具合が生じます.
フォントコードテーブルの選択も,フォントの選択も,入力方式も正しいのに打ち込めないというときには,Ctrl+Shiftで英語モードに切り替えてみて下さい.ほぼうまくいきます.
| No. | ベトナム語IME | インストール | フォント | 評価,感想 |
| 1 | Vietkey2000 http://www.vietkey.com/ |
インストールは不要。 Vknt.exeという実行形式ファイルをクリックするだけで使えます. 使用に際して登録が必要です. | ユニコード対応で専用フォントのインストール不要 | いちばんのお薦め. 日本語とベトナム語の混在文書作成をする場合,最もキーの切り替えが少なくて済みます. |
| 2 | UnikeyNT sourceforge.net |
インストールは不要UnikeyNT.exeという実行形式ファイルをクリックするだけで使えます.GNU GPLに則っているフリーウェアです. | ユニコード対応で専用フォントのインストール不要 | 日本語IMEとの競合があります.日本語IMEをOffにするだけではダメで,いちいちCtrl+Shiftで英語モードに切り替えなければならない.そこか決定的なVietkeyとの差です. |
| 3 | VNUnicode1.3 ここからダウンロードできます |
インストールは不要VNUnicode.exeという実行形式のファイルをクリックするだけで使えます.GNU GPLに則っているフリーウェアです. | ユニコード対応で専用フォントのインストール不要 | 日本語IMEとの競合がありますが,Unikeyより程度は軽く,日本語IMEをOffにすればベトナム語が打てます. |
| 4 | ABC | セットアッププログラムでインストールProgramFiles内にABCというフォルダを作り,フォントを格納します. VGASYSやVGAFIXといったシステムフォントを触っている可能性があります. Windowsの全部が文字化けすることもあります. |
TCVNという規格のフォントをインストールする必要があります. | フォントコードテーブルを選べません.行儀の悪いセットアップもいただけません. |
| 5 | VNI TanKy http://www.vnisoft.com/ |
セットアッププログラムでインストール. C:\にVNIというフォルダを作ります.Windowsディレクトリに様々なファイルを作製します. 削除は,Safeモードで起動し,VNIフォルダを削除,ファイルの検索でVNI*.*ファイルを削除します. |
要VNIフォント | 一企業のフォント規格なので他人に読めないVNIコードの使用は好ましく思いません. 行儀の悪いセットアップもいただけません. |