電源ユニットの単体試験方法
T−VAIOも発売されてから年月が過ぎ、オリジナルで使用している方は、そろそろ経年劣化によるトラブルが心配されます。
電源を入れても、まったく反応しない場合、電源ユニットが悪いのか、マザーボードが悪いのか判断が難しいと思います。
(ほかのパーツは、切り離しが出来るので切り分けながら確認が出来ると思います。)
ここでは、電源ユニットの良否判定を行う方法を載せておきます。
ただし、ミスをすると電源ユニットの焼損,発火の恐れがあり非常に危険です。
文面を読んで理解できない方は、このテスト方法はしないでください。
万一、この試験によるトラブルが発生しても責任は負いかねます。
では、その方法は次の通りです。
ATX電源は通常マザーボードの指令によって電源ONします。T-VAIOの電源スイッチを押すと、マザーボードの[PWR ON]端子がショートされ、
それによりATX電源20PINコネクタのPS-ON[14番]がCOMに連続で接続となります。この処理を得てATX電源ユニットは起動します。
よって、ATX電源を単体で起動するには、ATX電源ユニットから出ているコネクタの14番PINをCOMにショートしてやれば
ATX電源ユニットは起動します。
準備する物
・端子間をショートさせる線(出来れば1.0oφ糸半田+ヒューズ付きクリップ(ヒューズはなるべく小電流が良い))
・テスター
・電源を消費する物(ファンなど)
1.電源ユニットを本体から外し、絶縁性の高い場所におく。 2.電源ユニットに電源ケーブルを繋ぎ、コンセントに挿す。この時点で、+5VSB端子には電圧が発生します。 3.ATX電源20PINコネクタの13,14番PINに
糸半田を1p程度切り、双方に挿込む。
(まだ、短絡はさせません)4.ヒューズ付きクリップで13,14番PINを
短絡する。ファンの回転が始まり、各端子に
電圧が発生する。
各電圧が安定するとPWR-OK端子[8番PIN]に
+5Vが発生する。5.各端子電圧をテスターにて測定する。 6.電圧に問題が無ければ、各電圧端子に負荷をかけて電圧を測定する。
ただし、電圧により供給可能電流が決まっているので過電流を流さないように
注意する。(無負荷時電圧OKでも電流を流すと電圧が低下するかを確認するため)
※この項目は必要により実施。デジタル電流計が無い場合は、実施しないほうが良い。
以上の試験で要否の判定をします。電源ユニットが起動し定格電圧が発生すれば、まず、電源ユニットは問題無いと思います。
何らかの不具合がある場合、電源ユニットの交換を行います。
参 考
ATX電源20PINコネクタのピン配置
出力 PIN PIN 出力 +3.3V 1 11 +3.3V +3.3V 2 12 -12V COM 3 13 COM +5V 4 14 PS-ON COM 5 15 COM +5V 6 16 COM COM 7 17 COM PWR-OK 8 18 -5V +5VSB 9 19 +5V +12V 10 20 +5V PWR-OK 電源ユニットの電圧が安定したことをマザーボードに伝えるための電圧 +5VSB 常に5Vを供給するための電圧。電源スイッチが押されたことを監視する回路及び、
Wake on LANなど使用。PS-ON 電源を制御する端子,これがCOMに短絡している時だけ電源がONになります。
この端子は、マザーボード内で処理をしています。